原さん，自分ですべてやるのなら，コーチは首にしたらどうですか？(10/4,177525,14)

1日に原監督が，全体練習で金刃や西村健を指導したとのこと．報知では，控えめに「軸足の使い方などについて指導」と書いてありましたが，デイリーでは「金刃のトルネード投法をやめさせてフォーム改造に着手」などと書かれています．

原さん，あなたは清武代表の「こんな言葉で叱られたい」（文春新書）を読んだの？そこでは，2軍投手コーチがどんな思いで苦労して投手を指導しようとしているかということが何度も出てくるよ．それは，回答は一つにしても，そこに至らせるのに選手個々に適した多様なやり方があることをコーチはしっているからです．

金刃が去年からトルネード投法に取り組んで結果が必ずしもよくないのは知っている．今年の当初は結局トルネードをやめて，ペナント前半は結果がでていたが，結局だめになって2軍に落ちた．2軍で結果をだしてようやく上がってきてトルネードで投げているということは，2軍ではトルネードに戻して結果を出していたということでしょう．

それを監督が一言で辞めさせるということはどういうことですか？ペナント前半で，2軍で結果を出して上がってきた大田を，２−３日みただけで，「誰が教えたかしらないが間違った方向に行っている」などといって，フォーム改造して2軍に落とし，それまでの大田やコーチの努力を水泡に帰したことの繰り返しですか？

デイリーでは，「来季は投手コーチ兼任でV奪回を狙う？」と書かれていますが，これは皮肉ですよ．報知で控えめに報道されているのも，担当記者が「おかしい」と思っていることの現れでしょう．

リーグ優勝を逃した一因に，原さんの「俺が，俺が」の姿勢があるということに早く気づいてください．先日紹介した故藤田元監督の言葉のタイトルは「自分はぜんぶ捨てています．」ですよ．