原監督の今季の総括への疑問

前の日記でも紹介しましたが，原監督のオフィシャルサイトに，今季の総括が出ています．

要は「先発投手が駄目だったから勝てなかった．」というものです．まあ，長いペナントレースに関する総括ならそれでもよいでしょう．でも，短期決戦のCSについても「先発が駄目だったから駄目だった．」と書いているのは疑問です．

それなら，何で（同じ立場の）ロッテがCSを勝ち抜いて，日本シリーズでも優位にたっているの？ロッテの先発投手も，西武・ソフトバンク・中日の先発投手陣に比べて劣っているよ．でも勝っているよ！西村監督は，1.短期決戦全体の戦略を考えた上で，2.調子のよい選手を使っているよ

原監督は，上記の１はやっていたけど，２はやっていなかったよね．ごく単純に言えば，矢野が好調なのに，亀井に固執したよね．

長期戦のペナントレースなら，「将来の亀井による勝利＞目前の勝利」というのはある程度理解できる．でも短期戦では「目前の勝利」が最優先の筈でしょう．2008年の西武との日本シリーズ．土壇場で越智が打たれて負けたことが目立ったけど，大きく見れば，岸投手をはじめとする西武投手陣を打てなかったことが敗因で，原監督は，「打てない選手（李）を使った私の失敗」と総括した．それは正しかったと思う．

中日との今年のCSは，「0-5，0-2，3-2，3-4」で負けたのだから，打てなかったのが敗因でしょ．それなら，CSの総括は，「打てない選手（亀井）を使った私の失敗」とすべきでしょう．

・原さん，亀井については目をかけるより一度突き放してみるのも良いのじゃないかな？CSでの中日との第２戦での崩れ落ちるような亀井の打席を見る限り，原監督の過剰な愛情がかえって亀井を苦しめているように思うよ．