中日・巨人・阪神の隠れマジックナンバー(9/23,174630,24)

昨日までの結果で

中日：140試合78勝59敗3分，残り4試合→全勝すると82勝59敗3分
巨人：135試合74勝60敗1分，残り9試合→全勝すると83勝60敗1分
阪神：133試合71勝59敗3分，残り11試合→全勝すると82勝59敗3分

となった．対象チームが全勝したときに，それを上回るための勝ち星を「隠れマジックナンバー（隠れM）」とすると，

中日は，巨人に対して隠れMは4，阪神に対して隠れMは5

巨人は，中日に対して隠れMは10，阪神に対しても隠れMは10

阪神は，中日に対して隠れMは12，巨人に対して隠れMは11

となります．隠れMは，自チームが勝てば１つ減り，対象チームが負けても１つ減ります．引き分けの時は難しくて，１つ減ることもあれば変わらないこともあります．増えることはありません．

本来のマジックナンバーは，すべての対象チームについて直接対決を負けると計算し，その上での残り試合が，（それぞれの）隠れMより多ければ，その中で一番多い隠れMについて「点灯」と言われて報道されます．

中日は，巨人に対してならマジックナンバーはすでに４と点灯しています．（これを，巨人から見ると自力優勝がなくなったことになります）．しかし，阪神に対しては，直接対決を１試合残していて，かつ，隠れMが残り試合より多いので，「点灯」していないことになります．今日，中日が阪神に勝てば，阪神対象の隠れMが３となり（巨人に対しての隠れMも３以下となり），阪神・巨人との直接対決がなく，かつ，隠れMが残り試合（３）と同じになるので，「M３点灯」となるわけです．

中日が有利なことは間違いありませんが，今日阪神・巨人が勝てば，可能性はまだあることが隠れMと残り試合との関係からわかります．

＊隠れMは，開幕時に，全球団が（全試合数+1である）145でスタートします．日本は引き分けがあるので隠れMの計算が難しいですが，興味があれば計算してみてください．