CSに向けて残り4試合の戦い方(9/30,176325,21)

巨人は昨日の敗戦で,中日より下になることは確定しリーグ優勝は逃した.
他方,残り4試合で巨人が1勝するか,ヤクルトが残り7試合で1敗すれば
巨人の3位以上は確定するのでCS出場は決定的といってよいだろう.

そこで,CSに向けて残り4試合の戦い方を考える必要がある.

報知によれば,CS第1ステージを
東京Dでやるために,二位を目指すとしているが,巨人が残り4試合を全勝しても
阪神が残り7試合で3敗しないと二位にはなれない.阪神との直接対決は
もうないので,これはかなり苦しいというのが実情である.

それならば,CS第1ステージを甲子園(今季5勝7敗)や
ナゴド(今季2勝12敗,現在9連敗中)でやることを前提に新戦力の
発掘を考慮した戦い方をすべきであると思う.それは,同時に
東京Dに特化しすぎてしまった巨人の野球(本塁打がでれば
後はどうでもよい野球)を修正するきっかけをつかめる
かもしれず,来季への新たな展望が生まれるかもしれない.

とはいっても,大きな修正は無理だろうから,以下のような取り組みを
しつつ残り試合を戦ってほしいと思います.


先発投手について
残念ながら,2軍をみても,すぐに使えそうな戦力は見あたらないので
既存戦力をきちんと見直して必要な配置転換をしてほしい.具体的には,グライ
・ゴンザレス・内海への過剰なこ
だわりを捨ててほしい.たとえば,
先発でもっとも安定していた朝井をリリーフに回して,内海・ゴンザレスを
阪神戦にぶつけた戦略は,現状を冷静に分析してのものというよりは,
去年までの実績に引きずられたもののように思えるからである.
ケガが治ったロメロが2軍でリリーフとして安定した成績を上げているので
ロメロを昇格させ,リリーフ陣から高木か久保を先発として試す
というようなこともやってほしい.CS第2ステージまで考えるのなら,
先発を5人整備する必要があるからである.

リリーフ投手について
現状の,右4枚(久保・マイケル・越智・クルーン),
左2枚(山口・高木)は,阪神・中日に比べても遜色のない投手陣
であるといえる.2軍では,ロメロが好調で,金刃・西村健も悪くない.
登板過多の久保・山口あたりを休ませる一方,ロメロ・金刃・西村健を
試す手があると思う.また,明らかにリリーフがだぶつくので,
高木か久保を先発に使ってみるという手もある.左右のバランスから
いえば,久保を先発にすべきと思うが,リリーフの便利屋:久保を
原監督が手放すとは思えないので,可能性のあるのは高木の方か?


野手について
李(再昇格後,5打席3打数0安打2四球)や大道(5打席5打数0安打)を
降格させ,代わりに,橋本と,加治前または小田嶋を上げてほしい.舎人さん
一押しの橋本は,打って走って守れる巨人の未来を背負える選手であり,甲子園
やナゴドでも活躍できる可能性を秘めている.是非,残りの試合でスタメンで使っ
てほしい.大道に代わる右の代打としては,2軍で
大田・中井の打率や長打率を上回る成績を上げている加治前か小田嶋を試して
ほしい.二人とも今季は1軍に上がったことがあるが,非常に中途半端な使い方
で打席のチャンスも十分には与えられないまま2軍に落とされた経緯があるから
である.

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