ロッテ8-1巨人、阪神と中日のリリーフの使い方 (6/3,147740,21).

先発ゴンザレスが早い回で打ち込まれ,オビスポ・金刃(昨日と同じ顔ぶれ)も失点して8点を奪われる一方,打撃も5安打で1点だけ.前日の試合をもう一度見ているような展開で負けました.西武戦で,帆足投手・岸投手相手に快勝したのは夢だったのかと思うような負けっぷりでした.


まあ,昨日よりはオビスポの出来が良かった点(6点目のタイムリーを打たれたがヒットはその1本だけ)が収穫かな.一応失策も0でしたし・・・そうそう,勝ちパターンのリリーフ(久保・越智・山口・クルーン)は,この2試合と前後の休みも含めて丸々4日間お休みできました.試合があのような展開だっただけに肩を作る必要すらなかったでしょう.


東京Dに戻って立て直しですが,心配なのは東野.TBSの番組:サンデーモーニングに出ていた張本氏によれば,「限りなく肉離れに近い状態」とのことで,登板できるのかどうか,場合によっては松本のように長期欠場すらあるかもしれません.東野が出られないと,信頼できる先発は藤井一人となってしまいます.不調のゴンザレスを今回も2軍に落とせないとすれば,東野の状況が良くないことを意味すると私は思います.ちなみに,松本は2軍のゲームにもでておらず,情報も一切入ってきません.おそらく,再び足を痛めたのでしょう.橋本の昇格が現実味を帯びてきたように思います.


 


昨日の巨人は,勝ちパターンのリリーフを一切出さずに点差を広げられて大敗しましたが,リリーフ投手の使い方について考えさせられるゲームが他にも2つありました.一つは楽天-阪神戦です.2-3と1点リードされている展開で,阪神は勝ちパターンの中継ぎ渡辺投手を投入しました.阪神の場合,大差で負けているとき(つまり勝ち味がないとき)以外は,いつも,渡辺・西村投手がでてきます.シーズン当初は,出番が少なかった二人ですが,故障明けの久保田投手が登板過多でつぶれてからは,急速に登板数が増え,西村投手が27試合(リーグ2位)で渡辺投手が24試合(リーグ6位)です.流石にこの登板はないと思いましたが,渡辺投手は後続を抑え,9回に逆転して阪神は勝ちました.


 


もう一つはオリックス-中日戦です.中日の先発は久しぶりのバルデス投手.不安定ながらも6回を0に抑え4点リードした7回裏,四球を2つ出したところで落合監督はスパッと右の中継ぎエース:浅尾投手(29試合,防御率0.53)に変えました.巨人で言えば,西村健の代わりに久保を出すようなものですね.浅尾投手は後続を抑え,8回表に谷繁選手の3点本塁打が飛び出して7-0と大量リードになりました.8回裏,落合監督は,左の中継ぎエースの高橋聡投手(27試合,防御率1.84)ではなく,鈴木・長峰投手を出してきました.7点リードしているし,登板過多の高橋投手を心配してのことでしょう.しかしながら,鈴木・長峰投手は1死も取れずに失点を重ね,慌てて出した高橋投手が満塁本塁打を打たれて追いつかれてしまいました.結局,中日は延長戦でサヨナラ負けを食らいました.


 


長期的な視点からいえば,阪神の継投は間違っていると思うし中日の継投は正しいと思います.しかし,昨日の試合の結果から見れば,阪神が正しくて中日は間違っていました.継投というのは本当に難しいと思います.

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