オープン戦とファームの試合に見える巨人野手の育成方針 (24497,44,1132)[3/29 11:43,7300]

 WBC組が合流した昨日のオープン戦は、1.亀井、2.鈴木尚、3.小笠原、4.ラミレス、5.李、6.アルフォンゾ、7.阿部、8.坂本、 (9. DH,谷と木村拓)でした。オープン戦も今日で終わりですし、昨日の試合でそれぞれ結果をだしていますから、このメンバーが、ほぼ開幕スタメンでしょう。 打順については、1番と2番は、多分入れ替えると思います。

 1番候補の鈴木尚の出遅れと、アルフォンゾが、木村拓や寺内に代わってセカン ドに入るのが濃厚になった時点で、「2番坂本」という声は、オープン戦序盤から周囲からは出ていたのですが、坂本を2番で試すことはありませんでし た。他方、1-2番タイプの工藤・松本はオープン戦でずいぶん試しましたし、開幕したファームの5試合中4試合で、1番:藤村(2007年高校生ドラフト 1位)、2番:橋本(2008年ドラフト4位、高卒)、3番:大田(2008年ドラフト1位、高卒)、4番:中井(2007年高校生ドラフト3位)という 打線を組みました(これで、ファームの試合も見たいと思わない巨人ファンはもぐりです・・・)。

 以上から見えてくるのは、長期的な方針 で、1-2番タイプの打者(小技のできる俊足の好打者)と、クリーンアップを打てる打者(強打者)を育てるという意図です。現在の3-5番は、すべて外か ら来た選手であり、年齢も高いことから、数年以内に入れ替わりが必要になる可能性が高く、それに備えていることがわかります。むろん、巨人ですから、若手 が伸びてこなければ、当然のことながらFA,トレード、外国人等の外部補強をやってくるでしょうが、内部昇格の準備もしているということです。ほんの2- 3年前まで、ファームの4番が、西武に行った(明らかに強打者ではない)三浦であったことを思えば、巨人の組織としての育成方針が、この3年の清武-原体 制で劇的に代わったことがわかります。

 今の体制・方針が後5年は続いてほしいなあ。

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