巨人選手を勝手に査定その3(捕手編)
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元大阪爺
2009年11月13日 09:00 visibility212
阿部 30才,2.7億円,123試合,打率.293,32本塁打,76打点,出塁率.357,長打率.587
打撃型のキャッチャーで「守備は今一つ」というイメージが巨人ファンの中にもあるが,日本シリーズでは見事なリードぶりでバッティングと合わせチームを日本一に導きシリーズMVPとなった。日本シリーズ初戦の9回裏1点差のピンチで,スレッジ相手にクルーンに8球連続フォークボールを投げさせた配球や,第6戦の5回裏のピンチで,稲葉・高橋の3-4番を連続見逃し三振にした配球については,(報知以外でも)いろいろな所で賞賛されている。キャッチングも見事で,荒れ玉クルーンの信頼も厚い。得意のバッティングも好調で,得点との相関が高くMLBでは打者を評価する指標として最重要視されているOPS(出塁率+長打率)で今年はリーグ1位だった。また,主将としてもチームを引っ張った。名実共にリーグを代表する捕手になりつつある。ケガでこの2年間全く結果をだせていない高橋由(34才)に代わって,完全に巨人生え抜きのリーダーとなったし,小笠原・ラミレスが衰えたら,4番を打てるのは今のメンバーでは阿部しかいないだろう。今年国内FAを取得したのでその対策もかねて,球団としては最大限の待遇をする筈である。年俸3-4億円で2-4年契約という所か。
鶴岡 32才,3千万円,59試合,率.261,5本塁打,18打点,出塁率.303,長打率.437
リーグ1の「第2捕手」と言ってよいだろう。ペナント序盤は打撃も絶好調で,少ない打数ながら長打率が巨人の捕手・野手の中で1番のこともあった。その後グライシンガー専属捕手として,週に1度くらいのペースで出場し,ケガ上がりの阿部を助けた。また,亀井がケガの時は,捕手:鶴岡,1塁:阿部という布陣で試合に臨んだこともあり,捕手・野手起用のバリエーションを増やすことにも貢献している。昨年のCSや日本シリーズでは全試合マスクを被って結果を出したことからも,その能力の高さが伺える。来季の年俸は4-5千万円というところか。
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