巨人戦力外予想3: 崖っぷちから戻った選手 (45416,60,972)

木村拓(37): セカンド守備もやや衰えてきた感じがするし,バッティングもよくなかったので(打率:2割3分),年齢のこともあるし流石のユーティリティープレーヤーも来シーズンは危ないと思われたが,先日のヤクルト戦で「キャッチャーもやれること」を示したので,一挙に「値打ちが5割増し」くらいのイメージになった.内心の不安が,顔や態度に一切でないのもプロらしい.正直,「キャッチャー:キムタク」をもっと見たいとまで思っている.


 


藤田(37):開幕は1軍に残るも結果をだせずにすぐに2軍落ち.その後,山口以外の中継ぎ左腕がいないので,若手(古川・深田・金刃)が次々と1軍で試されたが結果をだせず,2軍での成績も今ひとつ(防御率3.9)の藤田をやむなく8月に上げたら予想外の結果(防御率1.2)を出してそのまま1軍定着.藤田の投球術が巨人にとってなお必要なことを示した.


 


円谷(25):同期入団のショート3人組(坂本,寺内,円谷)の中で,1軍ショートに定着した坂本,抜群の守備力で控え内野手としての位置をほぼ確立した寺内に比べ,結果を出せずにいた.今年のキャンプでは,一念発起して努力し,伊原コーチに「キャンプのMVP」とまで言われるほどで,開幕1軍にも残ったが,ライバル脇谷(28)に蹴落とされる形で2軍落ち.2軍の成績も今一つの状態が続き,中井が2軍でショート・セカンドを守るため出番も減っていた.脇谷の怪我で急遽1軍に上げられ,小笠原の後の守備堅めで回ってきた打席(8/18横浜戦)でプロ初安打のスリーラン本塁打を放った.その後,久保投手を上げる関係ですぐに2軍に落とされ,しばらくして上がってきた脇谷が好調なので出番はないが,課題の打撃力に「可能性」を示せたので,来年も戦力として残るだろう.ただ,ライバル脇谷を打撃で抜かすのは結構厳しい一方,他球団の評価も上がったと思われるので,トレードの可能性はあるとみる.


 


*おまけ


藤田・木村拓の活躍を見るにつけ,軽々に「若手重視」ととなえることがいかに間違っているかがわかる.チームを強くするには,若手もベテランも両方必要なのだ.


 


 

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