ナベツネ氏諸悪の根源説について

水戸黄門やディズニー映画のように勧善懲悪をはっきりさせるとわかりやすくて理解しやすいことは事実で、日本のプロ野球の場合は、「悪いのはナベツ ネ」説というのは、なんと言ってもわかりやすいので相変わらず力を持っているようです。風貌からして、最近では数少ない悪役顔ですからね。でも、本気でそ んなことを思っているとすれば、勘違いも甚だしいと思います。相変わらずナベツネ氏は好き放題しゃべっていて、そのベクトルはあっちこっちに向いていま す。たとえばCS、たとえば五輪とプロ野球。それぞれについて、ナベツネ氏は、過去において180゜違うことを言っています。180゜違うことを言ってい るのですから、彼の発言と一致することがあるのは当たり前でしょう。それをもって彼の影響力の証拠とするのは不適切です。

 個人的には、私はナベツネ氏は大嫌いで、日本プロ野球の諸悪のいくつかについては、彼に責任があると思います。 でも、「ナベツネ諸悪の根源説」=「ナベツネがいなければ物事はすべてうまくいく説」ですから、本気でそれを信じているとすれば、思考停止に等しいですね。

  むろん、プロ野球鑑賞の一環として、洒落で「諸悪の根源はナベツネだ」とか「諸悪の根源は巨人だ」とかいうのは一向にかまいません。私はそういう方とは楽 しく「○○のオーナーもグルやろ。」「結局、一番商売がうまいのは○○やなあ。」などということにしております(関西においては、普通○○には、「阪神」 がはいります。)

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