山口は岩瀬投手になれるか?(12/27, 204178,野球17,総合45)

今年の山口鉄(27才)の成績は以下の通りです。実質3年目です。

山口(2010) 73試合88回2/3,8勝3敗5S20H,80安打10本塁打17四球85三振,防御率3.05

ちなみに,中日のセリーグNO1左腕リリーフの岩瀬投手の3年目は2001年でそのときの年齢は山口と同じ27才。成績は

岩瀬(2001) 61試合62回2/3,8勝3敗0S,51安打3本塁打16四球62三振,防御率3.30
(2001年当時はホールドの規定なし)

で非常に山口の結果と似ていることが判ります。実は,二人の成績は1年目と2年目も似ているのです。

両者2年目
岩瀬(2000)58試合80回1/3,10勝5敗1S--H,66安打3本塁打32四球65三振,防御率1.9
山口(2009)73試合78回  ,9勝1敗4S35H,53安打1本塁打15四球62三振,防御率1.27
両者1年目
岩瀬(1999)65試合74回1/3,10勝2敗1S--H,67安打3本塁打24四球73三振,防御率1.57
山口(2008)67試合73回2/3,11勝2敗2S23H,61安打3本塁打13四球69三振,防御率2.32

今年,山口は防御率を前年の1点台から3点台に落としましたが,岩瀬投手も3年目に防御率を1点台から3点台に落としています。ただ,岩瀬投手は,4年目(2002年)に52試合59回2/3を投げて4勝2敗0Sで防御率1.06と復活しています。そういう意味で山口も来年が勝負かもしれません。

 ただ,気になるのは,岩瀬投手の3年目は防御率は落ちたものの,被本塁打は3本と前年並みなのに対し,山口は10本打たれて前年の1本から急増しています。今年当初は山口が先発をしていたとはいえ,これは打たれすぎでしょう。また,岩瀬投手といえば,デビュー当時から酷使されていた印象がありますが,山口の2年目,3年目は岩瀬投手以上に投げているのです。大体今年当初は先発をしていた山口が,1年を通じてリリーフだった岩瀬投手より12試合も多い73試合を投げているというのはおかしいでしょう。いくら試合数が2001年当時の130試合から14試合増えているとはいってもね。

何とか,来年以降の山口は私の懸念を吹き飛ばす活躍を見せてほしいものです。そして,原監督には,山口の起用を控えめにするようにお願いしたい。


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