ソフトバンク・阪神の補強と巨人の補強 (1/11, 205392, 野球21、総合47)

ソフトバンクは2010年のシーズンにリーグ優勝したにも関わらず、FAで内川選手と細川選手を獲得し、外国人選手としてカブレラ選手を獲得した。阪神はFAで藤井選手を獲得し、さらに小林宏投手の獲得も目指している。これは、ほんの数年前の巨人の補強方法と同じである。

他方、2010年オフの巨人は、松井稼・岩村選手といった里帰り組やFA選手、日本で実績のある外国人選手ではなく、ドラフト・育成ドラフト・新規外国人で主に補強を行なった。

 短期的にどちらが確実性が高いかと言えば、ソフトバンク・阪神の方である。では長期的にどうかと言われたら、現時点ではわからない。巨人が、長期的な視野にたって、新たな補強の試みをしていることは事実だが、それが長期的にみて成功したかどうかがわかるのは少なくとも数年待たなければならないだろう。他方、1年でも結果がでなければ、責任を厳しく問われるのも巨人である。2008年は山口が、2009年は松本が、2010年は長野が結果をだした。2011年も誰か新戦力が台頭しなければ、間違いなく内外から清武さんは非難されるだろう。清武さん自身、2010年のシーズン前に「毎年成功例を出さなくてはならない。」とテレビ(G+)で語っていた。

 私は、現在の補強方針を支持しているが、それが盤石であるとは思っていない。1年結果がでないだけで、あっという間に元の補強方針に戻る可能性もあると思っている。何とか、今年も「成功例」が出てくることを願っている。

補足
 私はFA補強等を否定している訳ではない.小笠原・ラミレス・グライ・クルーンの補強によってチームの屋台骨がしっかりしたからこそ,若手を試すことができたし,2010年オフのような補強もできたのだと思う.要は,5つの補強方法(トレード・ドラフト・FA・外国人・育成選手)をチームの実情のあわせてうまく使い分けることが重要なのだと思う.


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