ダルビッシュ・松坂・江川の成績と年俸を比較する (1/7,204960、野球10、総合24)
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元大阪爺
2011年01月07日 21:02 visibility2640
ダルビッシュ投手の年俸が5億円になるとのこと。私の中での怪物投手というと、年代順に江川・松坂・ダルビッシュなので、この3人の成績と年俸を比較してみました。なお、括弧内の数字は年齢です。年俸の出来高については考慮していません。
1年目
江川:1979年(24) 161回 9勝10敗防2.80 720万円→960万円
松坂:1999年(19) 180回16勝5敗防2.60 1,300 →7,000
ダル:2005年(19) 94回 5勝 5敗防3.53 1,500 →3,000
2年目
江川:1980年(25) 261回16勝12敗防2.48 960 → 1,560
松坂:2000年(20) 168回14勝7敗防3.97 7,000→10,000
ダル:2006年(20) 150回12勝 5敗防2.89 3,000→7,200
3年目
江川:1981年(26) 240回20勝 7敗防2.28 1,560→3,000
松坂:2001年(21) 240回15勝15敗防3.60 10,000→14,000
ダル:2007年(21) 208回15勝 5敗防1.82 7,200→20,000
4年目
江川:1982年(27) 263回19勝12敗防2.36 3,000→4,400
松坂:2002年(22) 73回 6勝 2敗防3.68 14,000→11,500
ダル:2008年(22) 201回16勝 4敗防1.88 20,000→27,000
5年目
江川:1983年(28) 218回16勝 9敗防3.27 4,400→4,400
松坂:2003年(23) 194回16勝 7敗防2.83 11,500→20,000
ダル:2009年(23) 182回15勝 5敗防1.73 27,000→33,000
6年目
江川:1984年(29) 186回15勝 5敗防3.48 4,400万→4,800万
松坂:2004年(24) 146回10勝 6敗防2.90 20,000→25,000
ダル:2010年(24) 202回12勝 8敗防1.78 33,000→50,000
7年目
江川:1985年(30) 167回11勝 7敗防5.28 4,800→4,300
松坂:2005年(25) 215回14勝13敗防2.30 25,000→33,000
ダル:2011年(25) ?
3人の怪物を比較すると、ダルの安定ぶりが際だつ感じ。江川・松坂は5年目までに「ピーク」または「谷」を経験しているが、ダルにはそれがなく、ピークはまだまだ先と思わせる所がある。従って、ダルの最年少での5億円到達はそれなりに納得できる。
ちなみに、松坂は8年目の2006年に「17勝 5敗防2.13」の成績をたたき出して、WBCでもMVPを取って、レッドソックスに6年契約5200万ドル(当時のレートで61億円、平均年俸10億円)で移籍しました。さて、ダルはどうなるのか・・・
こうしてみると、時代が20年違うとは言え、江川って損しているよなあ。物価の推移をみると、江川の時代(1980年代)は、松坂・ダルの時代(2000年台以降)に比べて3割程度安いだけなのに、年俸が5倍~10倍違うものなあ。松坂・ダルと同程度の基準なら、1年目で2000万円以上、2年目の16勝で7-9千万円もらえて、3年目の20勝で1億円台の後半だよなあ。4年目の19勝で2億を越えて。5年目以降は横ばいから漸増というところか。逆にいうと、プロ野球の選手人件費が激増しているわけで、こりゃ球団経営は大変ですわ。
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