巨人紅白戦（2/15） (2/18，209030，野球15，総合28)

完全に周回遅れですが，2/15の紅白戦の感想です．

2月15日のスタメンは以下の通りでした．

1(８)松本,2(４)脇谷,3(５)ライアル,4(２)阿部,5(３)大田,6(９)矢野,7(６)円谷,8(７)工藤,9(DH)鈴木,Ｐ沢村

白組
1(６)坂本,2(９)橋本,3(８)紺田,4(５)亀井,5(７)加治前,6(DH)古城,7(３)田中大,8(２)鶴岡,9(４)藤村,Ｐ東野

13日との違いは

寺内→藤村，実松→阿部，加藤→鶴岡，仲澤→鈴木

で，13日に結果を出した藤村がスタメンだったのが目を引きました．

ポジションの変更は以下の通りです．

ライアル：DH→５，橋本：８→９，円谷：４→６，紺田：9→8，大田：5→3，矢野：7→9，工藤：9→7

ライアルにサードを守らせて代わりに大田が1塁に回りました．

投手は，澤村・東野のあと，藤井・内海・越智・山口・西村健・高木と出てきましたが，皆，悪くはなかったです．藤井は，大田に死球を与えて，その大田が盗塁を決めてリズムを崩した所を矢野にタイムリー2塁打を打たれ1点を失ったのですが，それ以外の所は，内海・東野を上回っていました．逆に言うと，矢野に加えて大田は殊勲大ですね．

山口が良かったですね．スピードに加えて安定感があります．３年続けて６０試合以上（この２年は７０試合以上）投げていて勤続疲労を心配しましたが，今年もやってくれそうです．

西村健は自身で課題といっていた，右打者へのアウトコースのストレートに威力があり，２イニング目の８回裏は三者三振でした．川口コーチのアドバイスでシュート回転しないようにフォーム改造したとのことで成果がでているようです．秋季キャンプで脇腹を痛めたのも，フォームを変えて新しい筋肉を使ったせいだとか．ただ，左打者がたつと同じコースに投げられず，コントロールが乱れます．でも，このピッチングで沖縄には行けるでしょう．

投手を整理すると

◎：澤村，山口，○～◎：藤井・西村健，○：東野・内海・越智・高木

　というところです．

捕手は鶴岡が送球で二度ほどミスをし，４回から実松に代わりました．実松は，逆に盗塁を一つ刺しました．実松も加藤もヒットをうちました．実松や加藤にとっては，第２捕手格上げへのチャンスです．
評価は，阿部を別格として，この紅白戦では実松・加藤＞鶴岡

１塁は田中大が無安打．アピールできませんでした．

２塁は藤村が守備では堅実でしたが，打撃は３打席凡退でした．脇谷が盗塁を一つ決めました．

脇谷＞藤村


注目の３塁争いは，今日は大田＞亀井＞ライアル
ライアルが２三振か３三振でまるで駄目でした．日本のストライクゾーンがつかめていない感じです．亀井も無安打．大田が，今日はボールをよく見ていて，１死球，１四球，１安打，１盗塁でした．その盗塁も上記のように得点につながる貴重なものでした．舎人さんが書かれていますが，大田は走攻守の中で，現状で一番レベルが高いのが「走」です．試合でも常に次の塁を伺っているので，彼がランナーに出ると楽しみです．外角に大きな穴があるから，三振が恐くて早打ちしたくなる気持ちはわかるけど，きっちり選球して四球ででれば，足で貢献できるということも頭に入れて欲しい．それが相手投手にわかれば，四球をいやがって，甘いボールが来る確率も高くなるはずです．

ショートはパス．

外野は，矢野がタイムリー２塁打と四球．ボールがよく見えている感じで，当落線上の右外野手争いの中では一歩リードという感じ．
矢野＞加治前

鈴木・橋本・工藤・松本・紺田のキャラかぶり５人衆の中では，鈴木がヒット２本，橋本・紺田が各１本，工藤・松本はヒットなしでした．松本は，２００９年の「粘りの松本」ではなく，２０１０年春の「安打製造器の松本」を求めている感じですが，その割にはまだ結果が伴っていません．（松本の初回の打席はみていませんから，そこでヒットを打っていればすみません）

鈴木＞紺田・橋本＞松本・工藤

まあ，こんな所です．