巨人選手を勝手に年俸査定その5：西村・澤村・小山・笠原・宮國・青木・高木京・今村

巨人の契約更改も始まったようなので，回答が出てしまう前に，めぼしい選手の査定（予測)をできるだけ片付けたいと思います。年俸の単位は百万円です．

西村の2年間の成績と年俸は以下の通りです。

試合 勝 負 S H 回 防率 年俸 備考

2012 69 3 2 32 12 71 1.14 40

2013 71 4 3 42 10 71 1.13 80 最多セーブ

 最後の日本シリーズでミソをつけましたが，それを除けば私の中では今年の巨人選手のMVPです。50-100％アップの1.2～1.6億円と査定します。

続いて澤村です。

試合 勝 負 S H 回 防率 年俸 備考

2012 27 10 10 0 0 169 2.86 52

2013 34 5 10 0 6 158 3.13 65

　先発としては期待外れでしたが，終盤からポストシーズンで中継ぎとして頑張りました。来季も，リリーフとして使われそうで，その分の「ご苦労賃」も含めて現状維持から微増ということで，65～70百万円と査定します。

小山です。

試合 勝 負 S H 回 防率 年俸 備考

2012 10 2 2 0 1 43 1.87 8.2

2013 10 0 2 0 1 35 3.86 18

 菅野入団のあおりをくって，オープン戦好調ながら先発枠には入れず，その後に与えられたチャンスでも結果を出すことはできませんでした。日本シリーズで少し結果を出せました。セットポジションでの投球が課題です。微減とみて，15-17百万円と査定します。

笠原です。

試合 勝 負 S H 回 防率 年俸 備考

2012 4 1 0 0 0 13 5.54 7

2013 30 4 1 0 1 46 3.33 8.4

 前半はリリーフとしてよく頑張りました。後半から先発起用されましたが結果を出せずリリーフに戻されてもよくなくて1軍枠から外されて今年を終えました。来年は澤村がリリーフに回ると，先発で試されると思います。来年の期待値もこめて15-18百万円と査定します。

宮國です。

試合 勝 負 S H 回 防率 年俸 備考

2012 17 6 2 0 0 97 1.86 6.3

2013 17 6 7 0 0 87 4.93 16

　今年の開幕投手。期待を大きく裏切ったというより，過剰な期待に押しつぶされてしまったという所でしょうか。ピッチングを崩してしまった上に，故障までしてしまいました。しかし，WBCがあったとはいえ，プロ3年目の選手に過剰な期待をかけてしまった首脳陣・フロントにも問題があると思えます。今年の年俸もかけた期待の割には低すぎた気がするので，現状維持～微増ということで16-18百万円と査定します。

青木です。

試合 勝 負 S H 回 防率 年俸 備考

2012 登板なし 広島

2013 34 5 1 0 5 31 2.87 23.5

 シーズン途中のトレードながらすばらしい活躍でした。5勝という勝ち星からわかるように同点またはビハインドのゲームで出てきて好投し，味方の勝ち越し・反撃を呼んで勝利をもたらしました。また，試合中盤までの左リリーフを青木が担当したので，山口が試合終盤のリリーフに専念でき負担を軽減できました。35～40百万円と査定します。

高木京です。

試合 勝 負 S H 回 防率 年俸 備考

2012 34 2 0 0 10 31 0.57 8

2013 46 3 0 0 6 47 4.34 20

　「飛ぶ統一球」の影響を受けたこともあり，大きく期待を裏切りました。本来，青木が果たした役割を高木京が負う筈でした。ただ，リーグ戦終盤になって球威が戻り，来季への希望がでてきました。なんだかんだいって，結構イニングを食ってくれたのもありがたかったです。微減～微増ということで，18-22百万円と査定します。

今村です。

　 試合 勝 負 S H 回 防率 年俸 備考

2012 1軍登板なし。

2013 3 1 1 0 6 17 2.12 6.5

　高卒2年目で順調に成長し，プロ初勝利もあげ，日本シリーズでも好投しました。小山と違って，セットポジション・クイック・投手守備といった所にも隙がなく，ランナーを出しても大崩れしないよさがあります。小型版内海という所でしょうか。これから，まだ，体が大きくなるので球威が増す分，宮國みたいに自分のピッチングを見失う可能性もあり，期待と心配が半々です。順調なら，来季は，先発5-6番手に入って10勝程度が期待出来ます。来季の巨人選手では新人王候補のトップでしょう。とはいえ，実績はまだ不十分なので8-12百万円と査定します。