2014年レギュラーシーズンの巨人選手の総ポイントと個人的MVP(2軍)

 すでに宮崎フェニックスリーグ(秋季教育リーグ)が始まっていますが,2軍のレギュラーシーズンが終わったので主な選手の総ポイントと成績概要を記します(詳細版はコメント欄).投手の登板回数で1回未満は切り捨てています。この成績を考慮して,レギュラーシーズンの個人的MVPや感想を書きます。

成績概要
ポイント上位者や注目選手

主に先発投手
宮國  :10pt(17試合 97回,2勝 9敗,58三振,22四球,防御率4.62)

阿南 :15pt(22試合104回,8勝 6敗,53三振,40四球,防御率2.76)最優秀防御率
今村 :10pt(17試合 85回,4勝 6敗,68三振,24四球,防御率3.38)
松本竜: 4pt(16試合 79回,3勝10敗,72三振,57四球,防御率5.13)

参考
2013年小山:7pt(14試合85回,8勝3敗,51三振,25四球,防御率3.68)

・阿南は昨年に引き続いて二軍で結果を出している.今年ブレイクした小山の昨年の成績と比べても遜色はない.しかしながら,1軍では先発のチャンスは1度しか与えられずその先発の試合も,1回に2点取られるとすぐ交代となって,2度と先発のチャンスはなかった.後はリリーフで3度登板し4回を投げて6安打1四球1失点であった.軟投派の先発型ということで
セドンとキャラが被り登板が少なくなった印象を受ける.来季はもう少しチャンスを与えてやって欲しい.
・松本竜は序盤は全く駄目だったが,後半,やや持ち直して一皮むけそうな気配はある.

先発投手MVP:阿南

主にリリーフ投手
土田 :28pt(35試合 36回,1勝3敗17S,31三振,10四球,防御率2.75)
田原誠:23pt(29試合 31回,1勝2敗 1S,19三振, 4四球,防御率2.90)

星野 :37pt(45試合36回,3勝2敗 3S,40三振, 7四球,防御率1.25)
公文 :17pt(43試合43回,1勝3敗 0S,27三振,12四球,防御率5.82)

・田原は夏場の約1ヶ月,1軍リリーフ陣を支えた.キャラの被る香月と来季も戦うことになる.
・土田は,去年の2軍での62試合登板の反動が今年はあった気がする.1軍では十分アピールできなかった.来年が勝負だろう.
・星野は,2軍では好成績なのに1軍に全く呼んでもらえなかった.理由は不明.何となく嫌な感じ.

リリーフMVP:星野


捕手
河野 :36pt(55試合132打席,打率175/打点8/本塁打0,出塁率252)
鬼屋敷:27pt(52試合105打席,打率160/打点4/本塁打1,出塁率200)
加藤 :55pt(35試合101打席,打率296/打点13/本塁打3,出塁率418)

・河野・鬼屋敷ともに昨年より成績を落としてしまった.むしろ加藤が(小林が入って)苦しい状況の中頑張って終盤は1軍にあがって「内海専用捕手」となった.河野・鬼屋敷には加藤を見習ってほしい.ポスト阿部の戦いはまだ始まったばかりである.

捕手MVP:加藤

野手

坂口 :136pt(101試合352打席,打率210/打点28/本塁打 8,出塁率300)
中井 :130pt(73試合257打席,打率268/打点31/本塁打 8,出塁率346)
大塁 :110pt(102試合316打席,打率258/打点13/本塁打0,出塁率294)

横川 :136pt(71試合230打席,打率281/打点41/本塁打11,出塁率365)
辻  :132pt(108試合378打席,打率222/打点30/本塁打3,出塁率267)
奥村 :96pt(86試合283打席,打率212/打点20/本塁打2,出塁率287)高卒ルーキー
立岡 :94pt(74試合241打席,打率243/打点19/本塁打1,出塁率298)

・昨年,大田を抜かす勢いだった坂口が成績を下げてしまったのは残念.課題の3塁守備は「失格」と認定された模様で,1塁しか守れない上に大田と違って「走塁」は売り物にならないので相当打てないと厳しい.
・大塁の打撃は確実に進歩した.ルーキーのころの「合わすだけ」の打撃と違って,バットを短く持ちながらも「カチン」と打てるようになった.しかしながら,舎人さんによると,本来期待されている筈の守備と走塁でポカが多いらしい.辻・奥村・和田恋がすぐ後ろにいるので,守備・走塁の早急な改善が求められている.
・横川は,一時期は二軍で鬼のように打ちまくったのに,セペダ加入の影響もあってあまりチャンスをもらえなかった.腐らずに来季も頑張って欲しい.
・辻,奥村は,2軍でかなりチャンスをもらえた.守備的には安定しているので,辻はショート・サードとして,奥村はセカンドで来季は1軍キャンプによんでもらえるのではないだろうか・・・と思っていたら,辻はフェニックスリーグに参加しているが,奥村は参加していない.奥村は故障したのかな?

野手MVP:横川

全体MVP:加藤
・巨人の2軍は厳しい.特にドラフト下位(3位以下や育成)で入ってきた選手にとってはそうである.チャンスは公平ではなく,外部補強で来る選手>ドラフト上位者>>ドラフト下位者の順で与えられる.ただし,それで腐ってしまって成績が下がるとオフには戦力外となる.苦しくてもモチベーションを保って成績をあげるしかない.上にも書いたが,加藤は,小林が入ってきて本当に苦しかったと思うが,2軍できっちり結果をだし,辛抱強くチャンスを待った.そして1軍に上げられ結果を出した.今年,成績を出したのにチャンスをもらえなかった選手も,伸び悩んだ選手も,加藤を見習って練習や試合に取り組んで欲しい.

sell月間MVP

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