☆~下町の空は茜色~







今から20年くらい前になるだろうか、「下町の空は茜色」というドラマがあった。
ドラマの中で、度々、隅田川に架かる「桜橋」が登場していた記憶がある。
勿論、当時はそこからスカイツリーなど見えなかった。

桜橋は、東京都台東区の今戸と墨田区の向島との間で、隅田川両岸の隅田公園を結ぶ隅田川唯一の歩行者専用の橋である。
橋の形式は鋼製の桁橋だが、X型の曲線を用いた特異な形状をし、河川を渡る橋としては珍しい形である。

桜橋を今戸方面から向島方面に渡り、北側(左側)に少し歩くと首都高6号線の向島入り口がある。
向島入り口手前の横断歩道を渡り終えた左側には、江戸時代末期に創業され、TBSの外山恵理アナウンサーの実家でもある、言問団子の店がある。
そして、言問団子の直ぐ先には墨田公園少年野球場がある。

この墨田公園少年野球場こそ、日本で最初の少年野球場なのである。
このグランドはかなり狭く、おそらく通常の野球場の内野程度の広さだと思う。
ここでプレーしている少年達は、まっすぐで純粋な眼をしていた。
きっと、ここからプロ野球選手になる少年もいることだろう。
大人達は、いつからまっすぐで純粋な眼をなくしてしまったのだろうか。
実は、この球場から育っていった一人に、世界のホームラン王・王貞治氏がいたのである。



以下、碑文を紹介いたします。


隅田公園少年野球場

この少年野球場は、昭和24年戦後の荒廃した時代に「少年に明日への希望」をスローガンとして、有志や子ども達の荒地整備による汗の結晶として誕生した日本で最初の少年野球場です。
以来数多くの少年球児がこの球場から巣立っていったが、中でも日本が誇る世界のホームラン王巨人軍王貞治氏もこの球場から育った一人です。

昭和61年3月
墨田区教育委員会





以上です。









































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