☆第84回春の選抜高校野球大会出場校(招待校)を詳細に分析してみると

今年の春のセンバツ出場校(高野連によると選抜大会は招待試合とのことです)32校は以下の通りである。

【北海道】
北照（北海道･私立）
打率6割超の吉田、左腕・大串ら1年生が引っ張る

【東北】
光星学院（青森･私立）
昨夏の全国準優勝メンバー4人が残り、明治神宮大会優勝。田村が攻守の軸

聖光学院（福島･私立）
防御率0･15の岡野を中心に平均失点0･89の堅守を誇る

【関東･東京】
作新学院（栃木･私立）
昨夏の全国4強メンバーを中心にそつのない野球。大型右腕の大谷も健在

高崎健康福祉大高崎（群馬･私立）
昨夏の初出場に続く甲子園。竹内を筆頭に足を絡めた攻撃が今年も身上

高崎（群馬県立）
右腕島田は制球力で勝負。遊撃の中沢を中心に守り勝つ野球を目指す

浦和学院（埼玉･私立）
関東大会王者。多彩な投手陣を林崎が好リード。打線は佐藤が引っ張る

関東一（東京･私立）
投手陣は醍醐、中村の左右の下級生二枚看板。打線は木内を軸につなぐ

横浜（神奈川･私立）
3季連続の甲子園。右腕柳の小気味いい投球と、樋口らの堅守・好打が光る

【東海】
愛工大名電（愛知･私立）
大型左腕の浜田を擁し、神宮大会準優勝。打線は荒木ら俊足好打がそろう

三重（三重･私立）
右腕三浦を中心に守り勝つ。打線は岡本、小川友、前川尚を軸につなぐ

【北信越】
地球環境（長野･私立）
通信制で初の甲子園。好右腕の漆戸を中心に失点を抑えて勝機を見いだす

敦賀気比（福井･私立）
北信越王者。遊撃の西川が攻守の要。投手陣は山本翔、岸本の左右2本柱

【近畿】
近江（滋賀･私立）
村田、広瀬、山田の右腕3枚に左の山口。豊富な投手陣を中心に守り勝つ

鳥羽（京都府立）
京都二中時に第1回夏を制覇。右腕五味が粘り強く投げ、手堅い守備で支える。打線は小技・足技を多用

履正社（大阪･私立）
前回4強。丁寧な投球をする左腕東と1番宮崎の新2年個コンビが投打の中心

大阪桐蔭（大阪･私立）
196cm右腕の藤浪を擁する。水本、田端、小池の中軸打線も力強い

天理（奈良･私立）
好左腕の中谷に加えて右腕山本が成長。攻撃陣も吉村を軸に力をつけてきた

智弁学園（奈良･私立）
近畿王者。昨夏の甲子園8強の原動力である青山―中道のバッテリーが健在

【中国･四国】
鳥取城北（鳥取･私立）
平田、西坂の両右腕を軸に、鳥取勢47年ぶりの中国大会制覇

倉敷商（岡山県立）
初球からどんどん振ってくる積極性が持ち味。右腕・西は制球力で勝負する

早鞆（山口･私立）
二枚看板の間津、堀田はともに最速140㌔超。捕手原田を中心に守備も堅い

鳴門（徳島県立）
四国大会王者。1番河野を筆頭に上位打線は打球が鋭い。投手陣は緩急で勝負

高知（高知･私立）
中軸で遊撃手の法兼が攻守の要。右腕坂本は冬を越して安定感が増した

【九州】
別府青山（大分県立）
力量差のない4投手がそろい、継投で勝負。攻撃は俊足巧打の安翔と牧が鍵

宮崎西（宮崎県立）
県内屈指の進学校で、練習は1時間半。戸高は緩急と制球が武器

九州学院（熊本･私立）
昨春センバツの主力4人が残る。大塚は技巧派サウスポー

神村学園（鹿児島･私立）
九州大会王者。エースで中軸を担う左投右打の平藪が鍵を握る

【21世紀枠】
女満別（北海道）
エース二階堂は最速145㌔の直球が武器の本格派右腕。攻撃は長打力が売り

石巻工（宮城県）
左右タイプの違う3投手がそろう。遊撃手の奥津を中心に守備は堅い

洲本（兵庫県立）
185cm右腕の島垣はスライダーが生命線。谷口、飯田は巧打で出塁率が高い

【神宮枠】
花巻東（岩手･私立）
昨夏の甲子園経験者が多く残る。大型右腕大谷は最速151㌔

 

出場32校中、公立高校は9校であった。当然といえば当然ですが、今年も私高公低であった。

では、今回出場する公立高校を詳しく見てみましょう。

・北海道女満別高等学校
・宮城県石巻工業高等学校
・群馬県立高崎高等学校
・京都府立鳥羽高等学校
・兵庫県立洲本高等学校
・岡山県立倉敷商業高等学校
・徳島県立鳴門高等学校
・大分県立別府青山高等学校
・宮崎県立宮崎西高等学校

何か気が付きませんか？

 

北海道と宮城県の道立、県立の高校には「立」が付いていません。

実はもう1県、「立」の付かない県があります。

 

既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、ご覧の長野県です。

北海道、宮城県および長野県の高等学校に関しては、各道県の高等学校設置条例により「立」が付きません。
なぜ「立」が付かないのかまでは分かりません。

 

公立高校といえば、もうひとつ。
徳島県は今回も鳴門高校がセンバツ出場となり、春夏通じて全国で唯一公立高校のみの甲子園出場記録を更新しました。

以下が徳島県の春夏通じての甲子園出場校です。

徳島県立徳島商業高等学校
徳島県立鳴門高等学校
徳島県立鳴門第一高等学校
徳島県立海部高等学校
徳島県立鴨島商業高等学校
徳島県立池田高等学校
鳴門市立鳴門工業高等学校
徳島県立小松島西高等学校
徳島県立新野高等学校
徳島県立小松島高等学校
徳島県立徳島北高等学校
徳島県立川島高等学校
徳島県立城南高等学校

参考までに、以下が平成23年度の徳島県高校野球連盟加盟校です。

1  徳島県立城東高等学校
2  徳島県立城南高等学校
3  徳島県立城北高等学校
4  徳島県立城ノ内高等学校
5  徳島県立徳島北高等学校
6  徳島市立高等学校
7  徳島県立城西高等学校
8  徳島県立科学技術高等学校
9  徳島県立徳島東工業高等学校
10 徳島県立徳島商業高等学校
11 徳島県立小松島高等学校
12 徳島県立小松島西高等学校
13 徳島県立勝浦高等学校
14 徳島県立富岡西高等学校
15 徳島県立阿南工業高等学校
16 徳島県立新野高等学校
17 徳島県立那賀高等学校
18 徳島県立海部高等学校
19 徳島県立鳴門高等学校
20 徳島県立鳴門第一高等学校
21 鳴門市立鳴門工業高等学校
22 徳島県立板野高等学校
23 徳島県立名西高等学校
24 徳島県立鴨島商業高等学校
25 徳島県立川島高等学校
26 徳島県立阿波高等学校
27 徳島県立阿波西高等学校
28 徳島県立穴吹高等学校
29 徳島県立脇町高等学校
30 徳島県立美馬商業高等学校
31 徳島県立辻高等学校
32 徳島県立池田高等学校
33 生光学園高校
34 阿南工業高等専門学校

加盟している私立校は1校です

 

 

 

 

 

 

以上です。