☆人口約37万人を有し内閣総理大臣を複数人輩出した市からの甲子園W出場記~高崎高校・健大高崎高校~

国立社会保障・人口問題研究所は、2060年の日本の総人口が8,674万人まで減るとする「日本の将来推計人口」を公表した。
それによると、2010年の人口1億2,806万人に対して、50年間で4,132万人(32.3%)減るとしている。さらに、65歳以上の割合が2010年の23.0%から、2060年には39.9%に達して「超高齢化」が進むとしている。年金、医療保険など社会保障制度改革の行方に影響を与えるとともに、日本経済の活力をさらに奪う懸念が高まりそうだ。人口減は国内市場の縮小に直結してデフレを加速させ、企業の海外進出にも拍車がかかり、国内産業の空洞化を深刻化させかねない。日本経済の病といえるデフレの根本原因は需要不足である。企業の潜在的な供給力に対し、実際の需要がどれだけ不足しているかを示す需給ギャップは年間で約15兆円に上る。人口減はさらなる需要減退につながり、企業の値下げ競争が激化しデフレ脱却が遠のく可能性もある。平均寿命に関しては、2010年は男性が79.64歳、女性が86.39歳であったが、2060年には男性84.19歳、女性90.93歳に伸びるとしている。また、女性1人が生涯に産む子供の推定人数「合計特殊出生率」は2060年に1.35と予測し、2006年公表の前回推計(2055年に1.26)から上方修正した。ただ、人口を維持する目安とされる2.07を下回る状況が続く。出生率は2005年に過去最低の1.26を記録したにもかかわらず、子供を産み育てやすい社会を実現する政策が優先的に実施されたとは言い難い。日本経済の衰退に歯止めをかけるためにも抜本的な対策が求められる。

我々ミヤネ屋は、人口約8,900人のうち65歳以上の占める割合が約39%である、群馬県南西部の下仁田町に向かった。



下仁田といえば、ぐんま大使のひとりである井森美幸チャンの出身地である。

そういえば、先日、井森美幸チャンが、「群馬から甲子園W出場!」とつぶやいていた。

 


 


群馬県の南西部、広大な関東平野の北端に位置し、群馬県最大の人口約37万人を有し、これは福島県郡山市・いわき市、静岡県浜松市、三重県四日市市、山口県下関市と同様に県庁所在地よりも人口が多いという全国的にみても稀な高崎市に、甲子園W出場を果たした群馬県立高崎高校と高崎健康福祉大高崎高校があります。


 


 

 

 

 

高崎高校は、地元では高崎工業(タカコウ)と区別するため「タカタカ」の愛称で親しまれ、1897年(明治30年)に創立された歴史と伝統を誇り、内閣総理大臣を2名(福田赳夫、中曽根康弘)輩出している公立の名門男子校で、群馬県内屈指の進学校である。 

野球部は、1898年(明治31年)に創部され、群馬県内の野球部では前橋高校に次ぐ歴史を持ち、夏の大会予選には群馬県内最古の歴史を有する前橋高校、東毛の雄こと太田高校に次いで、桐生高校、群馬師範(群馬大学教育学部)、富岡高校と並ぶ1923年(大正12年)に初参加しました。甲子園には春1回出場、通算成績は0勝1敗である。(校舎には甲子園出場の横断幕などは見当たらず、浮ついた様子はございませんですた。質実剛健といった感じでしょうか。逆にこの落ち着きが甲子園での飛躍を予感させます。一部の公立の伝統校に飾られた横断幕マニアの方には少々残念な結果と相成りますた。)

一方の健大高崎高校は、1936年(昭和11年)に服装和洋裁女学院として創立、2001年(平成13年)にそれまでの群馬女子短期大学附属高校から現校名に改称し共学となった。
野球部は、2001年(平成13年)に創部され、翌年の夏の大会予選に初参加しました。甲子園には昨年の夏に1回出場、通算成績は1勝1敗である。

この両校は野球部の伝統校と新鋭校、県立校と私立校、男子校と元女子高と対照的であり、甲子園での戦いが今から楽しみである。両校が甲子園で対戦するとなれば決勝戦で当たることになりますが、同じ市内同士の甲子園決勝対決が実現すれば、名古屋市勢対決の中京商対東邦商(第15回選抜大会)、京都市勢対決の京都一商対京都二商(第20回選抜大会)に次ぐ快挙となる。


ところで、ふと思ったのですが、今回春のセンバツに出場する群馬県、栃木県、埼玉県、いわゆる「関東の海なし県」には、以下のような甲子園出場経験を持つ公立の伝統校かつ名門男子校が目立つような気がします。

高崎高校(群馬)
前橋高校(群馬)
宇都宮高校(栃木)
栃木高校(栃木)
浦和高校(埼玉)
川越高校(埼玉)
熊谷高校(埼玉)

そして、その地区には必ず公立の伝統ある名門女子校があり、少子化の現在も男女別学として存在しています。

高崎女子高校
前橋女子高校
宇都宮女子高校
栃木女子高校
浦和第一女子高校
川越女子高校
熊谷女子高校


甲子園出場校以外でも、群馬の渋川・沼田・太田・館林、栃木の足利・佐野・真岡・大田原、埼玉の春日部・東松山などの多くの地区に男女別学の伝統ある公立の高校が存在していたと記憶しています。

これって、全国的にみても珍しいんじゃないかしら?

 


 


 


以上です。

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