☆TPPが農業に与える影響と農業学校を分かりやすく解説すると
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鶴丸 深志’
2012年02月07日 20:08 visibility298
TPPとは、環太平洋戦略的経済連携協定(Trans Pacific Partnership)の略称である。
簡単に説明すると、太平洋周辺の国々が参加して、自由貿易圏を作ろうという構想である。
アメリカ大陸には、すでにNAFTA(北米自由貿易協定)という自由貿易圏がある。NAFTAはアメリカ、カナダ、メキシコの3ヶ国だけの自由貿易協定だが、この3国間では関税などなしに自由に貿易を行うことができる。このような自由貿易圏を太平洋周辺の広い地域で作ろうというのが、TPPの構想である。
TPPを積極的に推進しようとしているのはアメリカであり、今回のTPP交渉参加表明で日本が考えなくてはならないものは、アメリカとの貿易関係であろう。TPPは太平洋周辺の10ヶ国程度が参加するとはいえ、その中でGDPベースで見るとアメリカと日本だけで90%以上を占める。TPPは、実質的に日米間のFTA(自由貿易協定)ともいうよう。
TPPの交渉による自由化の対象となる分野は、市場アクセス(市場への参入機会や条件)、工業製品、農業、環境、繊維、原産地規則、投資、サービス、金融・税関協力、通信・電子商取引、政府調達・競争、知的財産権、労働、キャパシテイビルデイング(能力構築)、救済措置TBT(貿易の技術的な障害)、SPS(衛生植物検疫)などとても幅広い。
TPPに加入すると、これだけの分野で自由化が進む可能性があるわけだが、自由化と一言で言ってもいろいろあるが、その中でもまず行われるのが各分野の関税の撤廃になろう。
今回は、日本人にとって大事な「おこめ」を例に挙げて、関税が撤廃されたらどうなるのか少しばかり考えてみよう。
米の自給率を維持することは国家にとって極めて重要という考えのもと、外国産の米には778%もの関税がかけられている。これによって米の国内価格は高く抑えられ、国内の米農家は保護されているといえよう。
TPPに加入すると、この関税が一気に撤廃され、外国産の「おこめ」が安い価格で日本で売られるようになる。消費者としてはありがたいが、日本の農家が非常に苦しい立場に追い込まれる。
これは米以外の農産物でも同じで、農業関係者はほとんどTPP参加に反対している状況である。
TPP云々もあるが、日本の農業は、農業人口の減少、高齢化、農業高校の統合、農業科の募集停止など、問題が山積である。
そのようななかで、新潟の農業科を有する学校は、トキの飼育授業を積極的に取り入れているようです。
トキの飼育にはかなりお金がかかるようです。
これを、我々農業経営学の専門用語で、「トキは金なり」と呼びます。
茨城県の南端に位置し、市域は総面積69.96平方キロメートル 、東西14.3キロメートル、南北9.3キロメートルであり、利根川とその支流である小貝川の二大河川が流れる水と緑に恵まれ、同県の南部の玄関口としてばかりでなく、東京、成田、つくばを結ぶ三角形のほぼ中央に位置していることから交通の要となっており、首都圏の都市の中でも、交通の利便性と自然環境に恵まれた都市環境をもっている人口約11万人を有する取手市に、取手第一高等学校があります。
取手一高は、1922年(大正11年)に茨城県北相馬郡北総実修学校として創設され、取手農学校、取手農芸学校などの校名を経て現在に至る、90年近い伝統を持った学校です。
野球部は、甲子園に春1回、夏3回出場し、通算成績は1勝4敗である。
初の甲子園出場は、1968年(昭和43年)の第50回夏の選手権大会で、この出場は茨城県内では春夏通じて、竜ケ崎一、水戸商、水戸一、土浦一、下館一、水戸工に次ぐ7番目であり、当時、取手といえば、取手二でなく取手一であった。
また、夏の大会地区予選に初参加したときの校名は、取手農業学校であった。
参考までに、甲子園出場経験を持つ農業高校、農の付く農業系の高校、過去に農業学校の名称であった高校、及び番外編は概ね以下の通りになろうかと思われます。
帯広農業(北海道・夏1回)
大曲農業(秋田・春1回)
金足農業(秋田・春3回/夏5回)
新発田農業(新潟・春1回/夏6回)
西条農業(広島・春1回/夏2回)
都城農業(宮崎・夏1回)
五所川原農林(青森・夏1回)
久居農林(三重・夏1回)
伊万里農林(佐賀・夏1回)
大船渡(気仙農学校)
取手一(取手農学校)
印旛明誠(印西農学校)
吉田(岳麓農工学校)
桜井(下新川郡立農業学校)
岡谷工(平野村立農蚕学校)
丸子修学館(丸子農商学校)
相可(相可村外三ヶ村組合農業学校)
伊香(伊香農学校)
向陽(海草農林学校)
南部(紀南農業学校)
米子南(米子農工学校)
益田翔陽(益田農林学校)
江津工(那賀郡立女子農学校)
小松島(小松島農学校)
南宇和(南宇和農業学校)
日田林工(日田農林学校)
番外
東京農大二
日大藤沢(日大農林)
以上です。
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