☆高校野球100年特別観戦記~(後)第1回夏の全国大会優勝校京都二中を継承する鳥羽~


京都の春季高校野球大会は、1次戦(A~Nゾーン)のトーナメントを勝ち抜いた14校と1次戦を免除された龍谷大平安と立命館宇治が2次戦を戦う形式となっている。
1次戦も大詰めで、4/25時点で、Aゾーンは菟道と同志社、Bゾーンは洛北と城陽、Cゾーンは東山と京都八幡、Dゾーンは桃山と乙訓、Eゾーンは京都外大西と塔南、Fゾーンは洛東と西京、Gゾーンは京都すばると西乙訓、Hゾーンは鳥羽と京都文教、Iゾーンは京都明徳と久御山、Jゾーンは紫野と立命館、Kゾーンは京都成章と大谷、Lゾーンは京都共栄と宮津、Mゾーンは福知山成美と綾部、Nゾーンは網野と府立工の勝者が2次戦に進出する。

同志社か西京の夏の予選皆勤校の試合もみたいところだが、今年は夏の全国大会が始まってから100年目ということで、第1回夏の全国大会優勝校である鳥羽(旧・京都二中)に的を絞った。(京都のチームは第1回大会優勝校や予選皆勤校もたくさんあるので中等野球マニアの方にはたまらないでしょうね)

試合会場は京都府立乙訓高校グランド。JR長岡京駅から徒歩13分54秒の場所にある。写真のように外野には天然芝が敷かれており、公立高校のグランドとは思えないほど立派なグランドであった。
ただ残念だったのは、観戦場所がレフトの後方とライトの後方で、内野近くでの観戦はできなかった。
勿論、入場料は無料でした。

今年の鳥羽は、投手に左右の2枚が揃い、チーム力も高い。昨秋は京都3位に入り、近畿大会にも出場している。

そう言えば、夏の全国大会が開催されるきっかけとなったのは、この鳥羽の前身である京都二中の卒業生の熱意からであったと言われている。
京都帝国大学に在籍していた京都二中の元エース高山義三が、母校の練習試合を見て、「中等学校を集めた大会があれば優勝するのでは?」と、母校の強さを信じ、朝日新聞京都通信部に全国大会開催と優勝旗の提供を持ちかけ、申し入れを受けた運動部記者が首脳陣に働きかけ、それが発展し、当時の村山龍平社長が開催を決断。各地域の担当者が全国の中等学校に参加を呼びかけ、1915年(大正4年)の全国大会開催に漕ぎ着いた。

果たして、高校野球100年の節目の年に鳥羽高校の甲子園出場はあるのでしょうか?(鳥羽の試合結果、ユニフォームの写真等は特にないまま終わる)





以上です。

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