ちょっとだけ妻孝行

国内最大のきのこメーカーであるH社に就職して2ヵ月ほどになる家内ですが、研修期間が終了していよいよ先月から正規ラインに組み込まれるようになりました。

 

一連の工程の中で、収穫工程時に密室状態の装置の中の空気にアレルギー反応を示して、その工程に就労した夜半には咳・38度以上の発熱・倦怠感を模様するようになりました。

 

当初は、コロナの感染...を疑い最悪の事態も想定しましたが、解熱剤を飲むや見る見る平熱に下がり食欲も旺盛だったため、！？....何だこりゃ...と翌日会社のPCであれこれ調べ始めてみたところ...

 

過敏性肺炎（肺臓炎）

 

Bingo！！

 

きのこ生産者にも症例が多く確認されている一種の環境性肺疾患で、就労する業務の環境由来の疾病に該当する公算が高いとの関係学会のレポートを発見しました。

 

 

この年でやっと就職できたんだから...と、当初乗る気でない家内でしたが、お金より身体...と言い聞かせ近所で口コミの評判の良い呼吸器系内科を探したところ、私の会社と家内の会社の中間地点で我が家から車で5分余りの近所に良いクリニックが見つかり、さっそく17日（水）に受診のAPを獲りました。

 

かなり緊張気味の家内でしたが、旦那が付き添ってサポートしてあげたこともあり、問診→X線撮影→薬と思いの外スムーズに一連の受診行程が終了しました。

 

医院長先生も患者とその家族の心理を良く汲み取ってくださる方で、私が持参した学会の資料も参考の上で真摯に対応していただきましたので、私も家内も安心して委ねることができて何よりでした。

 

X線の画像データを見る限り若干微かに炎症の痕跡が見られるものの肺炎と思しき症状でない...との診断で、薬を出すので症状が治まったら薬は止めて様子を診ましょう...と言うことになりました。

 

 

帰宅途中に、FAXで処方箋を送信してもらった薬局に立ち寄り薬をもらって帰りましたが、最悪のストーリーを回避できた安心感からか、家内の表情には生来の明るさを取り戻しているようでした。

 

ふと、先週申請したコロナ給付金の話題になり、口座に入っていたら1万円（家族4人：1万円/40万円）あげるわね...との突然のフリに、ううん...とぎこちない反応（せめて4万円...orz）を返した私でした。

 

 

昨日はテレワークの午前中の半休をもらった形でしたので、のこり約2時間余りをどよしようかと思案した結果、一旦帰宅して今日の診断結果の報告書を作成した後、家内と昼食をとるにはまだ早すぎると言うことで私は単身行きつけの公衆温泉に行くことにしました。

 

ほぼ独占状態の日中の温泉で一風呂浴びて、短パン姿で出社→出勤登録を済ませてそのまま外出しました。

 

スマホ1台あれば、社内SNSも併用して十分に業務に従事できます。

 

非番の副業先に立ち寄って、目薬とおやつのイチゴフロートを買いつつ、後進のパートを冷やかして来ました。

 

 

夜半に帰宅してみると、食卓に1万円が置いてありました。

 

私の帰宅したことに気付いた家内から、置いておいたわよ...と、間髪入れず一声

 

ああ、妻孝行の代価がこの1万円か（せめて1/10の4万円m(__)m）...と、しみじみ握りしめました。

 

昨日は、ちょっとだけ妻孝行だできたかな！？