
中学生が胸トラップ後に心肺停止に…
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ペスカドーレ
2012年03月06日 01:16 visibility5066
2007年3月21日、愛媛県西条市の市立中学校で学校行事のクラス対抗サッカーをしていた当時3年生の男子生徒(15)が、ボールを胸でトラップした後に倒れ、病院に救急搬送された。懸命の処置も虚しく、9日後に死亡した。
西条市では2006年度にAEDを市内10中学校のうち3校に設置していたが、不運にもこの中学校にはまだ配備されていなく、事故後設置された。
AEDがあれば助かっていたかもしれない悲しい事故です。
現在は、ほとんどの学校にPTAや教育委員会などからAEDは配備されており、「ハード面」は整いつつあるが、「ソフト面」はまだまだであるのが現状と言える。
『学校にAEDがあってもどこにあるのか知らない‥』
※道具があっても、使う時になければ意味がありません
『AEDってどう使えば良いの?』
※一度講習を受ければ誰でも簡単に使用できます。講習を受けてなくても電源さえ入れれば分かるくらいです。
『AEDだけで助かるの?』
※「早期119通報」→「心肺蘇生法」→「AED」→「病院搬送」、この“救命の連鎖”というバトンリレーが繋がってこそ、救命率は高まります。
『学校が施錠されている時(土日も部活など使用頻度は高い)は、どうやって入る?』
※盲点になっている「設置環境」の問題
『自分たち(生徒)だけじゃ~やり方知らないよ‥』
※教員だけが知っていても、生徒しか近くにいないことも考えられますし、「キレやすい」とか例えられる現代っ子にとって“命の学習”の観点からも重要な教育ではないでしょうか?
命の重みを知るには、小学生から取り組んでも良いくらいです‥
まだまだ問題は山積みであるが、下記のように確実に前進しています。
突然の心肺停止時に自動体外式除細動器(AED)をきちんと使えるようにしようと、さいたま市が24年度から市立の全中学校の授業に、胸骨圧迫も含めた心肺蘇生処置の実習を組み込むことが決定した。
今回も、事故が起きてからの対応となりましたが、昨秋に市内の小学生が急死した事故を教訓にした政令指定都市では初の試みである。
先日日記で取り上げたが、さいたま市内では昨年9月、市立小学校で6年生の女児が長距離走の後に倒れ、死亡する事故があった。女児は校内で心肺停止状態に陥ったが、学校側は把握できず、備え付けのAEDも使わずに心肺蘇生処置をしていなかった。
この対応が問題視され、市教育委員会が再発防止策を検討していた。
市教育委員会によると、実習授業は救命救急の知識と技能の習得が狙いで、対象は中学1、2年生計約2万1千人。講師は主に、さいたま市消防局の応急手当普及員講習を受けた資格を持つ教師が務めることとなる。
ちなみに、現在私がサッカー部のコーチをしている長洲町の長洲中学校においては、10年近く前から3年生を対象として夏季に3時間の講習会を行なっています。
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