#211 UEFA EURO 2012  欧州サッカー選手権 準決勝①


























 

 

先ほど準決勝第1試合が開催されたユーロ2012は、初の栄冠を狙う“孤高の王様擁するポルトガル”と、連覇を目指す“無敵艦隊スペイン”という隣国同士の対決となりました。

 

 



























































 

 

 

試合は、スペインが普段通りにポゼッションを高め、ポルトガルがカウンターから反撃を試みるという、戦前の予想通りの展開となりました。

 

 

スペインは、フェルナンド・トーレスの「ワントップ」にするか、あるいはセスク・ファブレガスの「ゼロトップ」にするか話題になっていましたが、今日の準決勝は「ワントップ」に今大会初先発となるアルバロ・ネグレドを配置してきました。

 

 

一方、守備に勢力を奪われながらも、タイミングを見計らった鋭いカウンターからポルトガルも反撃を繰り出すという、一進一退の攻防…

 

 

ここ数試合、ポルトガルの全得点源となっているクリスティアーノ・ロナウドを中心にスペインゴールに迫る場面も見られましたが、ロナウドがポルトガルの生命線であるのは戦前から分かっていること‥このポルトガルのストロングポイントを消し去るべく、スペインはロナウドの反対側=「左サイド」のアンドレアス・イニエスタを起点に攻撃を組み立てていく。

 

 

しかし、その手の内はフランク・リベリ擁するフランス戦で既に明かされており、対するポルトガルもこの明かされた相手の左サイド(イニエスタ)に対し、集中力を切らさず対応していく。

 

 

しかし、序盤からボールを支配してスペインが試合を優位に進めたが、決定的なチャンスを得られないまま、0-0で後半に入る。

 

 

後半、スペインはセスク・ファブレガスやヘスス・ナバス、ペドロ・ロドリゲスと攻撃的選手を次々と投入して、先制点を狙いましたが、交代策も実らず…試合は両チーム無得点のまま、延長戦へと突入しました。


 


前半からハードワークを続けていたポルトガルの足が徐々に止まり始め、どこかで試合が動くかという雰囲気も漂いましたが、ついには延長戦でも互いに決め手を欠き、決着はつきませんでした。

 

 

最後まで0-0のまま、決着は大会2度目となるPK戦に委ねられました。

 

 

ひりつくような緊張の中行われたPK戦では、両チームともに1人目が外し、波乱の匂いがプンプンしていましたが、ポストに嫌われたポルトガル(4人目:ブルーノ・アウベス)とポストに助けられたスペイン(5人目:セスク・ファブレガス)、勝利の女神が微笑んだのはスペインだったようです。

 

 

延長戦までは、それほどまでにGKの見せ場がなかっただけに、イケル・カシージャスがここぞという場面でPKを止め、GKの見せ場を果たしたところにも、結果の差が出たのでしょう。

 

 

スペインが4-2でポルトガルを制し、決勝進出を決めました。

 
























 

スペインは、2大会連続通算3回目の優勝を目指し、7月1日に行われる決勝戦で、今夜行われる『ドイツ対イタリア』の勝者と対戦します。

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