#270 雷から身を守ろう!③(再)

 

 

みなさんは今まで「雨宿りできる場所に避難したから、もう雷は大丈夫!!!」と勘違いしていませんか?

 

 

安全と思って避難していた場所が、実は意外にも危険な場所だった((((;゚Д゚))))ということがあるかもしれません…

 

 

今回は、落雷に対しての「安全な場所」と「危険な場所」について、正しい知識を身に付けてみましょう。

 

 

 

 

 

 <安全な場所>  ※ここに避難してくださいね(^^ゞ

 

 

※鉄筋コンクリート建築物・戸建て住宅などの本格的建築物の中

 (ただ建物内に避難したから大丈夫ではありません…)

 

 

・屋外アンテナにつながるテレビや無線機から2m以上離れる。

 

・電灯線・電話線とこれにつながる電気器具(家電品・電灯など)や有線電話などから1m以上離れる。

 

・ガス管・水道管やガス栓・蛇口から1m以上離れる。

 

・柱・壁・天井から1m以上離れる。

 

 

※自動車・バス・列車・飛行機の中

 (窓は閉め、車体・ハンドル・電装機器には手を触れない。)

 

 

 

 

 

 

 

<比較的安全な場所> ※100%安全ではない

 

※高さ5~30mの物体(樹木、建物、電柱)の保護範囲

 

・物体から、4m以上離れる。(コンクリート電柱は、2m以上で十分。)

 

・張り出している葉や小枝からも必ず4m以上離れる。

 

・物体のてっぺんを見上げる角度(仰角)が45度以上の位置。

 

・姿勢を低くする。(両足を揃えてしゃがみ、指で両耳穴をふさぐ。)

 

 

※高さ30m以上の物体(高層建築物、大型クレーン車、煙突、送電線の鉄塔)の保護範囲

 

・上記と違いは、物体から30m以内の位置。(仰角は通用しない。)

 

 


 

 


 

 <安全性が低い場所>  ※危険性が高い!

 

 

・林や森の中では、木がまばらなところ

 

・湿った窪地や溝

 

・避雷針設備のない山小屋・トタン屋根の仮小屋・あずまや

 

 

 

 

 

 

 <危険な場所>  ※即座に離れ、避難すべし!

 

 

周囲への落雷が激しく、逃げられない時は、その場で両足を揃えてしゃがみ、目を閉じ、指で両耳穴をふさぐ。

 

・高さ5m未満の物体(樹木・岩など)の周囲

 

・高さ5~30mの物体の保護範囲外(物体から4m未満の位置は、側撃雷による死亡事故が多い。)

 

・高さ30m以上の物体の保護範囲外( 〃 )

 

・物体から、30m以上離れた位置。

 

・林や森の中 (林や森の入り口付近も同様)

 

・テントの中、ビーチパラソルの下

 

・屋根が布またはビニール製の自動車・列車

 

・自転車・オートバイ

 

・周囲に何もない開けたところ

山頂、尾根、堤防の上、河川敷、田畑、海岸・海上・湖上(水泳・サーフィン・ボート・水上オートバイ、避雷針のないヨット・漁船)

 

・グラウンド、テニスコート、ゴルフ場、屋外プール、屋根のない観客席

 

 

 

 

 

 

とにかく落雷危険域に入ってしまっていた場合には、その場からできるだけ上にまとめた「安全度の高い場所」へ、必ず姿勢を低くして全力で逃げてください。

 

 

 

もしも、逃げ遅れてしまうと下の写真のようになってしまうかもしれません((((;゚Д゚))))

 

 

 

 

 

 

【サッカー試合中の落雷事故】(youtubeより)

http://youtu.be/CpxKEGdfDxI

 

 

今度は『雷の被害にあった人の救助方法』について、まとめて最後にしたいと思います。

 

 

【雷から身を守ろう!①】

http://labola.jp/diary/19255405

 

【雷から身を守ろう!②】

http://labola.jp/diary/19376127

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