男前・・・(27位・34450・2502)

(スポニチ)阪神の金本知憲外野手（４２）が１８日、横浜５回戦（横浜）で先発メンバーを外れ、９９年７月２１日の阪神戦（甲子園）から続いていたプロ野球記録の連続試合フルイニング出場が１４９２試合（１万３６８６回）でストップした。

ついに、記録が途切れる日が来た・・・。

野球人として、この地球上の誰も到達したことがない「領域」だった。

打率はリーグ規定打席到達選手の中で最低の・１６４。よりショックだったのは守備だ。前日の横浜戦（横浜）の８回、石川の左前打を捕球して本塁に送球を試 みた。しかしボールは遊撃の定位置付近でワンバウンド。

「（欠場は自分から首脳陣に）直接言った。これ以上出てもチームに迷惑を掛ける。特にピッチャーに迷惑を掛ける。あのスローイングでは…」

幕切れは、自分から潔く申し出た。

日本記録は、三宅秀史（神）の７００試合の連続全イニング出場である。

金本はその倍以上も頑張った。

メジャーリーグ記録ですら、「鉄人」カル・リプケンＪｒ（オリオールズ）の９０３試合だ。

いかに金本の記録が傑出しているかがわかる。

本人は、王貞治さんに目指せと言われた「1500試合」まで、

何とか届 かせたかったのではないか・・・わずか8試合足りなかった。

王会長「正しいジャッジ」、衣笠氏「周囲も発奮した」、星野氏「迷惑を掛けることに我慢できなかっ たんじゃ」・・・などなど、球界の中で賞賛とねぎらいのコメントが相次ぐ中で・・・

オリックスの岡田監督も驚きを隠さなかった。

金本のスタメン落ちをロッテ戦の試合途中に伝え聞いたという。
「１週間前やったかな。絶対に休むな！と言うたら分かりました、と言うとったのに…」。

やっぱり岡田はんは男前や！