巨人の運命
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Miya
2007年08月22日 08:07 visibility135
8月21日、エース高橋ヒサノリで中日ドラゴンズに敗れた巨人。
ペナントレースはまだ終わりではないが、この中日3連戦では内海、木佐貫で2連勝を狙うしかない。
チーム状態が良くない。
谷、脇谷、高橋ヨシノブ、小笠原、二岡、阿部、スンヨブ、ホリンズと並ぶ打線は悪くないと思う。
しかし、つながっていない。
ヨシノブ、小笠原、二岡は故障を抱えながら我慢して出場してきたツケが来ている。阿部も相当体調は悪いようだ。すべては疲れだろう。
だったら中日が元気溌剌というわけではなく、みんな同じ条件であることは間違いない。みんな疲れや怪我に苦しみながら戦っている。
今年こそ優勝するかと思われた巨人であるが、どうもこのままでは優勝は難しいと思える。
一番気になるのが選手の士気で、「原監督を胴上げしたいです」という選手のコメントが聞けないのが気がかり。
ようするに原監督の人心掌握、求心力がかなり低下しているというのは勘繰りし過ぎだろうか。
それは二岡代打事件を直接指しているのではない。
そもそも原監督という人は「舐められやすい人」である。
落合監督のように選手時代に圧倒的な実績を持ち、個性的な言動を貫き強い個性で信念を貫くタイプではない。
爽やかなキャラクターというスター性を持っているが、実績からいえば二流の選手に過ぎない。
読売球団は彼のために公式の引退試合も引退会見も用意しなかった。
スポーツキャスターとしてNHKに出演した彼を見ても、意味不明のコメントが多く評判は芳しくない。
落合監督には「あれほど打撃理論がないのによく巨人の4番をやっていたな」と皮肉を言われ、いまだに眼中にない存在とばかりに無視され続けている。
巨人の選手からこの監督のためにも頑張ろう!というものが伝わってこない。
かつて読売は清原、広沢、江藤、ローズ、ペタジーニといった他球団の主砲を獲得し、失敗に終わった。多くのファンが愛想を尽かした。FAという制度は終身雇用を固持する日本人社会の風土にはあってない。
ファン離れに加速がついたのは、節操もなく、あっさりとこのメンバーを手放した時だろう。
そして、懲りずに谷、小笠原、豊田ら他球団の看板選手を移籍させた時にそのとどめをさした。
これで優勝できないのなら読売は次はどんな手に出るつもりなのか。
まず最初に原監督の去就が風雲急を告げるはず。
「巨人愛」を自身のスローガンに掲げる彼に期待したものは、はえぬき巨人選手の育成ではなかったのか。
矢野謙次選手が打席に入る前の声援の大きさを球団関係者はどう聞いているのだろうか。
もちろん原監督はその大きな人気についてどんな意見を持っているのか聞いてみたい。巨人の羅針盤は彼が握っていることは間違いないのだから。
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