とっても往生際の悪い・・・入来兄弟のこと。

  • Miya
    2007年10月09日 12:08 visibility2147


 横浜が米大リーグ、ブルージェイズ傘下の2Aニューハンプシャーに所属する入来祐作投手の入団テストを実施することになった。1日、村上チーム運営部門 統括が明らかにした。神奈川県横須賀市内の球団練習施設で、2日から3日間の予定で行われる。入来は9月末にオリックスの入団テストも受けている。 

http://news.livedoor.com/article/detail/3327936/

入来はガッツあふれる強気のピッチングスタイルが印象的な投手であった。

身長173cmと小柄ではあるが、躍動感のある飛び跳ねる様なフォームから球を投げ込む。

感情を表に出しながら相手の打者を討ち取ってゆくのが持ち味だった。

あの入来が35歳にしてまだ野球に自分を賭けようと奮闘していることに驚いた。

 

本田技研から1977年ドラフト1位で巨人入り。2004年北海道日本ハムファイターズへトレードで移籍。かねてよりの念願であったポスティングシステムでのMLB入団を志願するも、入札が無かった。その後、自由契約になり、ニューヨーク・メッツへ移籍。しかし40人枠から外れ、3Aに所属。もはやその存在も忘れかけていたが、どっこい彼は日本球界復帰を目指していた。

なかなか粘り強い男ではある。

 

入来が本田技研から巨人に入団した当時はここまでねちっこく頑張るとは思わなかった。

当時の長島監督が何を思ったのか知らないが、1年目の彼をこれでもか!というくらい酷使したのを覚えている。記録を見ると57試合に登板し、投球回数は90回。「もうこれでつぶれるのではないか?」と気を揉んだものである。しかし、今から考えれば入来は非常に「タフネス」であり、長島監督はそれを見抜いていたのかもしれない・・・なわけないか。(笑

 

それほど好きな選手でもなかったのだが、往生際の悪さもここまで来るとたいしたものである。

 

俄然、応援したくなってきた!

 

 

ちなみに・・・。




同じく「ケンカ投法」で鳴らした兄・入来智(近鉄−広島−近鉄−巨人− ヤクルト)の野球人生も「流浪の民」できわめて異色であった。1999年、2000年は入来兄弟が揃って巨人に在籍して話題を呼んだが、2000年オフに智は自由契約となってしまう。ヤクルトスワローズに拾われて、「巨人に復讐する!」と宣言。2001年自己最多の10勝をあげてヤクルトのリーグ優勝・日本一に貢献した。この年は初めて選出されたオールスターで史上初となる祐作との兄弟継投を実現して話題となった。 ヤクルト退団後は韓国に渡り、斗山ベアーズに入団。2004年台湾へ渡り、La Newベアーズに入るもオフに引退。現在は宮崎県の弁当屋に勤務している。

 

ガッツある男だなーーー。




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