ニヤニヤしてちょーだい！！！

今年のペナントレース開幕前に中日落合監督は「戦力的に見て、間違いなくうちが優勝する」みたいなことを発言していた。

それを見て、すぐ思い出したのは過去の落合失言だ。

2004年監督就任一年目にして落合中日はセ・リーグ制覇を遂げる。

日本シリーズ第2戦目終了後、監督インタビューでこの人は調子にのってこんなことを言った。

「もうナゴヤには戻って来ないかもしれません」

ようは、このまま勢いにのり、敵地で3連勝して日本一の胴上げをしちゃうかもしれませんよ、

という地元ファンへのお詫び？である。

煽り文句としては上等であるが、そんなことをあえて言う必要があるのだろうか？

自信過剰？　いやそうではない。

お調子者もいい加減にしろといわれても仕方ない発言である。

この人、隙が無さそうで、

隙を見せる時は思いっきり全開してしまう、みたい。（笑

まったく落合博満ってこんなキャラだったんかなぁーと笑ってしまうほどである。

指揮官になって、やっぱり無理している面があるんだろう。

しかも、調子にのった時は必ずコケてくれる。（爆

だから、このCSシリーズ、注目しているのは、ただひとつ。

落合監督が調子にのるのはいつだ？！

さすがに正念場だと悟ったのか、 いつものニヤニヤはなく、神妙な表情の落合監督。

うーん、これでは困る。

いつものニヤニヤがいつ始まるのか。

できれば、調子にのって、

大失言もして欲しい。

第2戦では一回だけ、ニヤリとしたのを確認した。

8回裏ツーアウト、岡本がスンヨブを打ち取って右打者二岡を迎えた場面。

落合はマウンドに歩み寄った。

好投の岡本だったが、どうやら交代するらしい・・・という雰囲気。

そこで、落合はニヤリと笑った。

あ！岩瀬だ、と瞬間的にわかった。

テレビ中継していたアナウンサーも解説者の東尾もそれを予想できなかった。

右打者のニ岡だから多分朝倉だろう・・・とかその程度の想像力。

だからこそ、岩瀬なのだ。

だからこそ、ニヤリと笑ったのだ。

落合には、同じように原が驚くのが手にとるように予想できたはず。

だから、ニヤリ。

そして作戦は見事的中。

できれば、落合には、あのままニヤニヤして調子の乗って欲しかった。

試合後に、素敵な失言を期待したのだが・・・それもなかった。

今日・・・もし8回裏に落合がマウンドに行くことがあれば注目して欲しい。

ニヤニヤしているかどうか・・・？