秋季大会放浪記~復活なるか、早鞆高校
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仲本
2011年11月06日 21:40 visibility145
(ベンチ前で指示を与える。この日は苦しい展開になった)
秋の高校中国大会は5日に準決勝、6日に決勝の予定が雨で一日順延になった。
金曜日は遅くまで仕事を引っ張ったので昨日は休養していたが、一日延びたのならば狙ってみるのも悪くない。なにしろ今年は春の大会で倉敷、夏の大会で倉吉と出雲浜山を訪れている。マツダスタジアムにも一度行ってみたいし、今年はきっとそういう年回りだったのだ。生活の拠点が大阪にありながら今年の中国高校大会三冠、いや「三観」は怪記録であることは間違いない。チャンスがあるなら狙うべきだ!(誰)。
準決勝第一試合の開始は朝10時なので、新大阪発8時21分の新幹線に乗ればちょうど間に合う頃合いだ。
天気は西から変わるというが、新幹線で西に向かってもなかなか灰色の雲が切れない。とうとう広島駅が近づいてきた。新幹線の車窓からスタジアムが見えたはずだが?…目をこらすとスタンドにちらほら人影がいる。やれやれ、どうやら今日は試合があるようだ。
いろいろ見て回るのはあとにしてとりあえず座席に落ち着くとすぐに試合が始まった。1回の表、倉敷商はヒット2本と四球で1死満塁。犠牲フライでまず1点、これで2死となったが続く6番打者がライト前に落ちるヒットを放ち2点目。7番はセンター前へ快打、8番の右中間への飛球も外野手のグラブをかすめてグラウンドに落ち、打者一巡で5点を奪った。早鞆先発・間津投手の立ち上がり、やや制球が落ち着かないところを逃さず捉えた速攻だった。
早鞆は3回・5回に長打で1点ずつ、6回にも犠飛で1点を返したが、倉敷商・西投手は最後まで連打を許さなかった。結果的には初回の5失点が重かった。
▽マツダ
倉敷商 500 010 000 /6
早_鞆 001 011 000 /3
試合終了後、早鞆は中国大会3位校として表彰を受けた(準決勝敗退2校はどちらも3位扱い)が、春の甲子園に選抜されるかどうかは微妙な状況だ。一方、勝った倉敷商も意外なことに春の甲子園には1990年以来出場がない。こちらは22年ぶりの春へ大きく前進した。
(試合中も弱い雨が降ったりやんだりでグラウンドはぬかるんで光っていた)
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