100年目の夏~岡山・関西

  • 仲本
    2015年07月12日 22:27 visibility451

現在の高校野球の前身となる「全国中等学校優勝野球大会」。第1回は1915年に行われたが、予選参加校は73校だった。その時参加した学校は、今年で100年目の夏を迎えることになる。なんとか一つでも観戦してみたいものだと思い、全国の地方大会の組み合わせをあれこれ眺めてみた。

 












(「かんさいだましい」ではありません)

岡山・関西高校。全国大会の常連と言っていい学校で、わざわざこの時期に岡山まで見に行かなくてもよさそうなものだが、ちゃんと第1回予選の出場校の中に名を連ねているから企画としては問題ない。野球部創部は1895年というから今年で120年目。夏の甲子園は昭和23年に初めて出場して以来、昭和57年まで復活に34年を要したという苦労話もある、結構な古豪なのだ(平成になってから6度の出場)。日帰りするにはちょっと遠いが、同じ日に試合をしている広島商とか倉吉東とか山城に比べればまだ現実的な近さだ(あやべ球場…、)。

 

今年の夏はBシード、組み合わせの都合で1回戦から登場する。初戦の相手は岡山商大付。
11時30分開始の予定だったが、前の試合がコールドゲームで早く終わったらしく、球場に到着した11時前には1回の表が始まっていた。先攻・商大付がタイムリーで1点を先制する。

 

順当ならば関西が勝つだろうとのんびり構えているので簡単なメモだけつけて試合を見ていた。1回の裏、関西は二塁打と暴投で1死3塁とすると3番打者が内野ゴロ。ホームは無理と見て一塁送球、これで同点。3回裏に無死1塁から4番の左打者がライトスタンドへ一発放り込むと試合は一気に関西ペースになった。

 












選手名簿によると商大付は先発の#12が1年生、#10が2年生、三番手でようやく出てきた#1も2年生。シード校相手に下級生では荷が重かったということだろうか、最後は#2の捕手が投手に回ることになった。

 

商大付_100_00_/_1
関_西_103_52x/11
(5回コールド)

 

関西の100年目の夏、まずは危なげなくコールド発進。初めに言ってた「なにもわざわざこの時期に…、」という通りの展開になったわけだが、この先岡山を勝ち抜くと決まったわけでもない。甲子園を約束されたチームなど全国に一つもないのだ。

 












(岡山で男子校は唯一ここだけとなってしまったのだそうな。)

さっさと決着がついてしまったが、もともと2試合見るつもりでいたのでそれはそれで。

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