デーゲームの誘惑・2009(その2)

  • 仲本
    2009年04月27日 23:55 visibility101

なんだかんだで3か月ほど経ちました。日記の評価も500を超えまして、なんとなく立ち寄ってくださった皆様に御礼申し上げます。更新で精いっぱいで人のところにはあまり覗きに行かないので不義理を続けておりましてすみません。

さて、昨日の観戦記、一晩寝かせてみました。

「うわ、寒…」
とりあえず家を出てはみたものの。土曜日一日降った雨は上がったとはいえ、まだ空には黒雲がドロドロと流れて、風の強い朝でした。一応、この日の行動予定、選択肢は2つ。
1)初志貫徹で関西学生リーグ(というか、南港中央球場)を途中からでも見に行く
2)今から行ったらスカイマークの試合開始に余裕で間に合うからそっちに行く
「神戸の北まで行って雨に降られてはかなわん」ということで、比較的近い南港中央にしました。

地下鉄とニュートラムにゆられて球場へ。当日券なんて買う人がいるのかも怪しいが気にせず買ってしまいます。ついでだからパンフも買ってみましょう。どういう選手がいるかよくわからないし。
球場に入ると3回途中でした。立命館は3点をとって攻撃中。関学の投手は右のアンダーハンド。中谷という投手でした。変則投手も好きなもので、つい注目。パンフレットには写真入りで紹介されているのですが、通算成績は「出場なし」の4年生。「おお、苦節3年、4年の春についに先発に抜擢されたわけだな。序盤は無難に立ち上がったが、残念、3点とられちゃったか…」結局5回の攻撃で代打を送られました。「きっとまた登板の機会はあるぞ、がんばれよ」 

と、球場では思っていたのですが後から調べてみるとこれがまったくの勘違い。

そもそもこの試合の先発は宮崎投手、つまり中谷投手は2番手。わたしが球場入りしたときはすでに交代していたのでした。また、中谷投手はすでに今シーズン開幕戦でリリーフ登板しており、この試合が全く初登板というわけでもありませんでした。(なお、今日の順延2回戦もリリーフ登板。3回を無得点で切りぬけています。)
関学は4番手で福島というサイドスロー投手が出てきました。報徳学園出身の2年とのこと。「ん?この名前のサイドスロー、ひょっとして甲子園に出てたかも?」これも後で調べるとやはりそうでした。近田投手の1年上で、リリーフ登板していました。大学でもう一花咲かせるために頑張っているようです。

立命は左腕・藤原(正)投手。こちらは威力と角度のある球を投げ込んできます。「このピッチャーはひょっとしてドラフトかかるかな?」とのんきに観ていたのですが、これもあとから調べるとプロ注目の好投手だそうで。まったくの偶然でしたが、ひょっとすると見られてお得だったのかも。
関学は4回、2死一塁からレフトオーバーの当たりを放ったのですがこれがエンタイトル二塁打となり、得点ならず。8回にも無死から連続ヒットで1,2塁としたのですがその後攻めきれず、結局完封を喫しました。

6回あたりから粒は小さいが本格的に雨が降ってきて、しかも風も出てきてずいぶん寒かった。この球場、屋根がほとんどないため、降られると逃げ場は最上段しかありません。コンクリートに腰かけて震えながら見ていました。応援団は立命館は京都から遠いということもあって控え目、関学はチアさんもたくさん来ていました。寒くて大変だったろうと思います。

下調べもなにもなしで行ったのですが、あとからいろいろな事実がわかって結果的にはなかなか面白い試合でした。

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