東京ドーム準決勝物語
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クリ2000
2006年06月17日 20:10 visibility110
そして、朝から普通に会社に行き普通に働き、夜が近づいてきた。
そう、ドーム準決勝をやらければいけないのだ。今回主力メンバーが少ない中、参加するメンバーに打診する。「一人足りないぞ」と。。すると前回から参加した野球未経験者のメンバーの友達が是非参加したいという。「ん〜、仕方ない。試合が出来ないんじゃしょうがない。」と、いうことで、即決。
これで素人2人を含む9人が揃った。
集合時間前、メンバーの一人とどうせ勝てないんだからと居酒屋に行く。とりあえず「生ふたつ!」あっという間に飲み終え、二杯目どうしようかと悩んでいると、店のおばちゃん。
「何悩んでるのー?まだ一杯しか飲んでないでしょ?」 そこで事情を説明すると、
「じゃあ、これにしなよ」 と指をさした。そこには
『元気はつらつサワー』
と書いてある?アヤシイ。。。。。
でもとりあえず頼んでみることに。出てきたのは怪しくまっ黄色にそまった炭酸物。
一口飲んでみる。
あっ、、、オロナミンCだ!はっきり言ってあまりうまくない。
そんな、こんなんで居酒屋のおばちゃんに「頑張ってな」と後押しされてドームへ顔を赤らめて
そして少しいい気持ちで向かった。
集合してみると寂しいことに、前回応援が9人の合計19人だったのに対して、
今回は応援はたったの3人。うち一人は男。みんな来ない理由は
「眠いから。」だそうです。
ばたばたと着替えたりなんだりして、ついに試合開始。
投手がいないので、とりあえず投げれる奴が投げる。
素人二人はセカンドとライト。すると、
いきなり恐れていたことが。。。。。。
バッターの打った打球がセカンドへ痛烈なゴロ。
「あっ!」
っと思ったのもつかの間。ボールが飛んできたのを見るといなや、
「ひょいっ。」っとボールをかわす。
「なぜだー!」
ボールはそのままライトへ。のはずが、、、、、
気づくとフェンスまで転がっていく。
相手のベンチが盛り上がる中、味方はみんな呆然。
まあ、分かってたことだから仕方ない。
そして気づくといきなりの4失点。
が、しかし!
奇跡は待っていた。時間も残りわずかとなりこの回で最終回。
表のこっちの攻撃。ここまで相手の本格的左腕に完全におさえられていたがなんと
二本のランニングホームランを含む4得点。ついに同点に追いついてしまった。
しかし、裏の攻撃が終了しないと成立しない。がまだワンアウト。
ここで自分の打席。当然初球打ち。アウト。よし、これでいい。続くバッターも初球打ち。アウト。
よし、あとはおさえるだけ。残り時間5分。ワンアウトを軽くとり、続くバッターをサードゴロ。
とってファーストへ。あ〜っ
悪送球。続くバッターはレフトへカキーん。
レフト余裕をもって一歩、そしてまた一歩バック。ん?動きが怪しい?ま、まさか!
ばんざーい!
やってしまった。。。。時間もないのにここでワンアウト満塁。
しかし、このあと内野ゴロをバックホームでツーアウト。最後のバッターを三振にうちとり
ゲームセット。な、なんとこのメンバーで引き分け。
凄い快挙だ。相手はかなりのチームだったのに。
ここで勝敗は全員のじゃんけんに。
「じゃんけん!?」
メンバーは顔を見合す。勝ったらどーすんだ?もう金ないぞ!
当然相手チームは勝つ気満々。
「じゃあ、みんなグーだすか」
といっているうちに「最初はグー、」
始まってしまった。そして、
勝つ、負ける、勝つ、負ける、勝つ、負ける。。。。なんと交互に6人が終わって3対3。
「やベー、勝ってももうやんないよー。っていうか相手に悪い。」
そこで負けろコール。
負ける、負ける。。。。。
「わあ〜、やったー!」
となぜか両チームバンザイ!
という、この上ないナイスな試合結果となりました。
HAPPY END
- 事務局に通報しました。
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