5位が遠のく5連勝止まりラミちゃん「偉大な記録」達成に意欲

外国人選手としては前人未到の日本球界での通算２０００安打の達成を目指すラミレスがこの日は２安打。残り９安打とし、ついに“カウントダウン”が始まった。

　二回。巨人・杉内が武器とするスライダーを捉えて左前打で出塁。その後にワンバウンドになった投球を捕手がはじき、果敢に二塁を陥れたように、最近は走塁も攻撃的だ。続く四回は、無死一、二塁から「ストライクを見逃さないように積極的な気持ちだった」と初球の甘く入った直球を左前適時打とし、反撃ののろしを上げた。

　前カードの中日との３連戦で計６安打を放ち、調子は上向き。ラミレスは「毎年シーズンの終わりになると上がってくる。驚くことではない」と涼しげだ。

　２０００安打よりも、１２年連続２０本塁打の方にこだわりを持つ。中畑監督は「外国人はあまり２０００安打って気にしないんだな。外国では名球会がないしな」と話していたように、注目を浴びる本人は至って冷静という。

　それでも「偉大な記録」とラミレス。自身の誕生日である１０月３日を達成時期の目標とし、意欲を見せている。残り９試合。最後まで最強助っ人から目が離せない。