アディダス大会公式球、『タンゴ12』が初披露
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2011年12月05日 09:20 visibility411
UEFA EURO 2012の公式球として、アディダス社の開発した『タンゴ12』がそのベールを脱いだ。このボールのデザインは、過去のUEFA欧州選手権3大会の思い出を呼び起こすものとなっている。
ポーランドとウクライナで開催されるUEFA EURO 2012本大会組み合わせ抽選会では、大会公式球として、印象的なデザインを持つアディダス社の『タンゴ12』が発表された。
キエフの国立芸術宮殿でこの公式球を最初に表舞台に連れ出したのは、ウクライナの伝説的五輪陸上選手、セルゲイ・ブブカ氏だった。そのどこか親しみを感じるデザインは、過去のUEFA欧州選手権で使われた公式球、タンゴ・リーベル・プレート(1980年)、タンゴ・ムンディアル(1984年)、タンゴ・ヨーロッパ(1988年)などの記憶を呼び起こすものだ。
アディダス社による11番目のEURO本大会公式球であるタンゴ12は、クラシックなデザインをモダンに解釈したもので、共催国の国旗からイメージを得たカラーラインが入っている。開発に2年をかけたこのボールは、草の根レベルからプロサッカーのエリート選手までの協力を受け、8カ国でテストが行われた。
キエフでの抽選会に出席したスペインのビセンテ・デル・ボスケ監督は、次のように語っている。「サッカー選手の成長を助ける重要な要素はたくさんあるが、もちろんボールの質もそのなかの一つだ」
王立スペイン・サッカー協会(RFEF)のアンヘル・マリア・ビジャール・ジョナ会長も、「素晴らしいボールだ。タンゴという名称も特別だね。カップルで踊るダンスであるし、サッカーとも大きな関係を持っている」と感想を述べた。
本大会に参加する全てのチームには、それぞれ30個のアディダス・タンゴ12が来週から割り当てられ、練習や試合で使えるようになる予定だ。初めて国際マッチの公式戦に姿を現すのは6月8日、ワルシャワで行われる共催国ポーランドの本大会開幕戦となる。
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