国際サッカー評議会の年次総会が開催

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    2012年03月05日 10:57 visibility140
国際サッカー評議会(IFAB)の年次総会がイングランドのサリーで開かれ、
試験的に導入されている追加副審制度が議題に挙げられた。



UEFAヨーロッパリーグの試合に臨む5人の審判団 ©Getty Images

サッカー競技規則の決定機関である国際サッカー評議会(IFAB)の年次総会

がイングランドのサリーで開催された。

総会では追加副審(AAR)の試験運用について報告が行われた。

追加副審制度は現在、UEFAチャンピオンズリーグと

UEFAヨーロッパリーグで試験的に導入されており、

ポーランドとウクライナで行われる今夏のUEFA EURO 2012でも採用される予定だ。

「この件に関しては、UEFA EURO 2012終了後の

7月2日に予定されているIFABの特別会議で、

追加副審を正式に導入するかどうか決めるための最終報告がなされる」と、

IFABは総会終了後の声明で発表した。IFABはさらに、

8社のゴールライン・テクノロジー(GLT)についてもテストの評価報告を受け、

このうち2社のシステムをさらにテストすることで合意した。

また、女子選手のヘッドスカーフ着用についても報告が行われ、

「IFABはヘッドスカーフの着用を認めることで原則的に合意した。

健康および安全面について目下検討中であり、

この件についても7月2日の特別会議で最終決定を下すことになる」と発表された。

提出されていた競技規則の改正案については、まず第1条で、

ピッチ周りの広告の設置場所を明確に指定することがIFABによって承認された。

さらに第8条では、ドロップボールの際、

競り合わずに蹴られたボールが直接ゴールに入った場合に

審判が取るべき行動が定められた。

延長戦にもつれ込んだ場合に4人目の選手交代を認めるという、

第3条の改正案については、FIFAが取り下げることで合意。

ペナルティーエリア内で得点チャンスを阻止した場合の

「3重の罰(PK、レッドカード、選手の出場停止処分)」

に関する第12条の改正案については、さらに検討を行うことになった。

競技規則に関して今日の会議でIFABが下した決定は、

UEFA EURO 2012(2012年6月1日開幕)から有効になる。

IFABは1886年に設立され、イングランド・サッカー協会(FA)、

スコットランド・サッカー協会(SFA)、ウェールズ・サッカー協会(FAW)、

アイルランド・サッカー協会(IFA)、そしてFIFAのメンバーで構成されている。

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