現役時代にミランなどで活躍し、2004年にはバロンドールを受賞したシェフチェンコ氏。2012年にディナモ・キエフで引退を迎えた後は指導者に転身し、EURO2020において母国ウクライナ代表をベスト8へと導いたほか、2021-22シーズンには、ジェノアの指揮官も務めた。
そんなシェフチェンコ氏が、『ダゾーン・イタリア』の「Supertele」に出演。今シーズンのセリエAでスクデット争いを演じる古巣ミランとインテルに見解を示した。「ミラノ勢は良い感じだね。ミランとインテルは、素晴らしいカルチョを繰り広げている」と賛辞を贈ると、今シーズンからミランの10番を背負うFWラファエウ・レオンに言及した。
「レオンは天才的な選手だ。自身のプレーを持っている。彼に足りないものは、フィニッシュの部分だと思う。そこを改善すれば、さらに強い選手になれるだろう。ただ、改善すべき点はほんの少しだ。数多くのチャンスを作り出しているので、シュートを打つチャンスはかなり多いはずだし、最後のタッチやシュートにもう少し注意を払い、集中するだけでよいだろう」
かつてミランFWとして活躍し、ゴールを量産したシェフチェンコ氏。ボックス内において、相手DFをかわすタイミング、冷酷さや本能、ゴールへの嗅覚を鍛えられるのかを問われると、古巣のポルトガル代表FWへアドバイスを送った。
「レオンは数多くのチャンスを作り出しているので、彼にゴールへの嗅覚がないとは思わない。彼に足りないのは、フィニッシュなのでトレーニングで改善できる。レオンは素晴らしいプレーを見せても、その後で枠をとらえられないことがある。そこをもう少し練習して修正していくべきだ」
現役時代にミランなどで活躍し、2004年にはバロンドールを受賞したシェフチェンコ氏。2012年にディナモ・キエフで引退を迎えた後は指導者に転身し、EURO2020において母国ウクライナ代表をベスト8へと導いたほか、2021-22シーズンには、ジェノアの指揮官も務めた。
そんなシェフチェンコ氏が、『ダゾーン・イタリア』の「Supertele」に出演。今シーズンのセリエAでスクデット争いを演じる古巣ミランとインテルに見解を示した。「ミラノ勢は良い感じだね。ミランとインテルは、素晴らしいカルチョを繰り広げている」と賛辞を贈ると、今シーズンからミランの10番を背負うFWラファエウ・レオンに言及した。
「レオンは天才的な選手だ。自身のプレーを持っている。彼に足りないものは、フィニッシュの部分だと思う。そこを改善すれば、さらに強い選手になれるだろう。ただ、改善すべき点はほんの少しだ。数多くのチャンスを作り出しているので、シュートを打つチャンスはかなり多いはずだし、最後のタッチやシュートにもう少し注意を払い、集中するだけでよいだろう」
かつてミランFWとして活躍し、ゴールを量産したシェフチェンコ氏。ボックス内において、相手DFをかわすタイミング、冷酷さや本能、ゴールへの嗅覚を鍛えられるのかを問われると、古巣のポルトガル代表FWへアドバイスを送った。
「レオンは数多くのチャンスを作り出しているので、彼にゴールへの嗅覚がないとは思わない。彼に足りないのは、フィニッシュなのでトレーニングで改善できる。レオンは素晴らしいプレーを見せても、その後で枠をとらえられないことがある。そこをもう少し練習して修正していくべきだ」
(C)Getty images
レオンやオシムヘンのセリエA残留セリエAを代表するスター選手であるレオンやラウタロ・マルティネス、ヴィクター・オシムヘンらは今夏、それぞれの所属クラブに残留した。番組の司会者が、資金潤沢なプレミアリーグのクラブが獲得しなかったことは、セリエAの攻撃陣が過小評価されているからではないかとの疑問を投げかけると、シェフチェンコ氏が見解を示した。また、近年、大きな成長を遂げたインテル主将を絶賛した。
「レオンらの残留は、間違いなくセリエAにとって良いことだ。オシムヘンやレオン、ラウタロらビッグネームが残ったことで、偉大なFW同士の対決が見られる。ラウタロは大好きだよ。特に昨シーズンから彼は自信をもってプレーしている。今シーズンは、異なるメンタリティで臨んでいるようにも見え、チームのリーダーであることが感じ取れる。それにチャンスが訪れた時、常に正しい選択ができる。1歩多すぎたり、1歩少なすぎたりすることがない。シンプルだが、正しいプレーをしているように思う」
番組に同席した『ダゾーン・イタリア』解説陣のチーロ・フェラーラ氏とは、現役時代に対戦した経験を持つ。ユヴェントスOBは、シェフチェンコ氏のイタリア上陸直後のエピソードを告白。1999-2000シーズンと2003-04シーズンにセリエA得点王に輝いた元ミランFWに20年越しの謝罪をした。
「シェフチェンコがイタリアへやって来た時、私は親善試合で対戦した。すると、サッカーゲームをしている友人から、彼を獲得するべきかどうかを聞かれたんだ。だが私は『彼はゴールから遠い位置でプレーするのでやめておけ』と答えたんだ。ところが、その彼がセリエA得点王になったんだ。彼には謝罪したい」
そんなフェラーラ氏に対し、元ウクライナ代表FWも現役時代の逸話で答えた。「チーロのことを思い出すと、背中が痛くなる。彼は背後から私の背中を叩いていたんだよ。だが、常にリスペクトがあり、素晴らしい試合だったよ」と語った。
今後もサッカー界で活躍へ
ミランOBは、昨シーズンにカリアリに復帰すると、奇跡のセリエA昇格へと導いたクラウディオ・ラニエリに触発されている。「ラニエリ監督を称えたい。彼のキャリアもそうだが、困難の時にも落ち着いてバランス感覚を保つ姿は素晴らしい。そこで人間としての偉大さがわかる。本当に偉大な指揮官だ」と称えた。
すると、カリアリ指揮官は、シェフチェンコに対し、「新たなキャリアを志す君の幸運を祈っている。どれほどつらくてもあきらめてはダメだ。そこが素晴らしいことなんだ。物事が上手く行き始めた時に、よりその価値がわかるようになるだろう」とエールを送った。
引退後は、監督を務めたほか、サッカー解説者としても活動するシェフチェンコ氏。自身の将来について問われると、今後もサッカー界で仕事を続けていく意向を示した。
「私の将来は、サッカーであることに変わりない。私はサッカーに属し、サッカーが大好きだ。サッカー界に残ることは確かだが、今後、どんな役割を担っていくのかを見極めていきたい。私の未来はサッカーにある」
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