京都vs栃木@西京極/2013栃木SC千秋楽・最後は涙とみんな笑顔で!

  • sweet
    2013年11月24日 22:29 visibility778

こんばんは!!


お疲れさまでした。
試合後リコさんとのりだめっしとカフェを2件ハシゴして(結局紅葉狩りには行かず・笑)
まもなく静岡に到着するところです。


本日J2最終節



栃木SC
敵地で2-1の勝利!!


今季すでに3位が確定していた京都さんの気持ちはもう1週間後のプレーオフに向かっていたか否かは分かりませんが


地元・京都出身の廣瀬が先制点

さらにクリスチアーノが決勝弾を決めて

(アディショナルタイムには失点してしまいましたが)

GKスズトモくんのナイスセーブ連発を中心に
守備においても選手全員がハードワークをしてくれて

栃木にとって久々の「最終節勝利」とJ昇格後初めての一桁順位(9位)をサポーターにプレゼントしてくれました。



試合後にコールリーダーの茂さんが目に涙をいっぱいためて

「地域リーグ時代含めてもまだ栃木SCは15年目のチーム」

「このチームは無くならない(無くさない!!)」と話してくれましたが


私たちサポーターが
こぞってその運営の姿勢に首を傾げ・疑問をぶつけるような


いわば
中身はアマチュアのままなようなクラブで


それでもずっと応援し続けてくれたサポーターの仲間や

シーズン途中で退任はされてしまいましたが
このチームの戦う基盤を築いてくださった松田監督とこのメンバーを集めてくださった南強化部長のお二人に


まず感謝を伝えたいです。


シーズン途中から73歳&71歳というご年齢で
このチームの強化部長と監督を引き継いで
無事にこのシーズンを締めくくらせてくださった上野強化部長と松本育夫監督にはもちろん


常に現場でチームを支えてくださったスタッフにも

それから出場機会には恵まれなかったけども
このチームでレギュラーと変わらぬ努力を毎日注いでトレーニングに励んでくれていたメンバーにも感謝の気持ちを伝えたいと思います。



☆☆☆
試合後にこにこな笑顔でサポーターの手の届く近さまで歩いてきて挨拶してくれた今日の選手たち
(写真は後日アップ出来れば…)


サポーターもその笑顔につられて
みんな超ビッグスマイル♪


いつもならば
ここで勝利の歌をうたってシメの音頭を取って終わるはずでした。



ですが
挨拶に引き揚げたはずのアレックがひとりで
戻ってきてくれて☆


「みんなといっしょに戦えてすごく楽しかった!!」

「ありがとうってひとこと直接言いたかった!!」
とアレック


そのひとことで
それまで笑っていたサポーターのみんなが男女問わず涙ポロポロ


目を真っ赤にして泣いていました。


何も言わずサヨナラする選手がほとんどのこのサッカーの世界
(別にそれが当たり前な世界だと思っているしそれが悪いとも全然思ってないけど)


アレックのその気持ちは
あまりにも嬉しすぎて


サッカー選手としての
その器のちがいを

いや一人の人としての心のあたたかさを感じさせてくれました。


たくさんのサポーターが
「来年も栃木にいてほしい!!」と叫ぶ声に


「来年のことはまだわからない」

「がんばります!!」
とこたえたアレック。



「トッキーヘアは今日で最後になります」


そのあと茂さんにバリカンを渡し

その白いモヒカンを刈る「断髪式」がその場で行われました。


そして
挨拶にきてくれたのはアレックだけではありませんでした。


キャプテン・パウリーニョ!!!


通訳のヒロさんも走ってきて
パウちゃんの言葉を伝えてくださいました。

「ミンナモウシッテイルトオモウケド ライネンハ ボクハモウ トチギニハイマセン」


分かってはいたことだったけど


これを公式HPで知るのと
今日パウちゃんから直接聞くのとでは
全然ちがっただろうと思います。


その言葉はズッシリと

でもとてもあたたかい温もりを持って私たちの心に響きました。


それを伝えるパウちゃんの笑顔もとても優しくて柔らかだったからかもしれません。


今日
西京極に集まった栃木サポーターにとって

この時間を持つことが出来たことは
なにものにも変えがたい価値だと思います。


そして
この選手たちが栃木にきてくれて本当に自分達は幸せ者だったんだなということに気づかせてもらえたと思います。


心からサポーターと向き合ってくれる選手に出会えたこと


これが今日西京極に参戦していたすべての栃木サポーターのハートに

2013栃木SCと共に戦えた何よりもの誇りと勲章として残ってくれるはず。


これをいくら文で書いても写真にしても
伝えきれないと思うので

今日ほどサポーター全員に現地にいてほしかったと思った日はありませんでした。


すこしでも今日こられなかった仲間に
試合後の大切な出来事として伝わればと思って書きました。


パウちゃんからも
最後日本語で「ありがとうございました!!」
の言葉が伝えられました。


☆☆☆
今日も試合中
思わず応援に燃えて椅子の上に立ってしまうサポーターさんが何人かいました。

でも今日はその都度
茂さんが「立たないで」と注意をしてくれて

言われたサポーターさんたちも嫌な顔ひとつせずそれに従ってくれていたり


言えば伝わる仲間なんだ
直接言わなかったから気づかなかっただけ&変わらなかっただけなのかもしれないなと思うことも出来ました。


今日のゴール裏は
みんながお互いをリスペクトしあう

私がとても大好きなゴール裏でした。



最後はこうして皆で笑顔で締めくくることが出来て

本当に良かったです!!


☆☆☆
また最終節セレモニーでスタジアム一周をするサンガの選手が栃木応援席前を通りすぎるとき

誰ともなく栃木サポーターの皆から拍手が起きて

見た目のいかつい栃木サポーター男子が自分達に向かって手を振ってくれているのをみて(笑)


超笑ってくれた京都の選手がいたり


「昇格しろよ!!」
「J1行けよ!!」の栃木サポーターからのエールに

たくさんの京都の選手が
顔を上げて拍手で応えてくれたりと

とても素敵な両チームの交流がありました。

栃木サポーターならきっとご存知。
栃木のゴール裏サポーターが相手チームにエールを送るなどJに上がってこれまで一度も有り得なかったことでしょう。


相手に拍手してんじゃねーよ的な空気に全てかきけされるのが当たり前だった。

それがこう変われたのは
何がきっかけなのかは分かりません。


でも私は
パウちゃんとアレックが
私たちに人と人として向き合ってくれたそのあたたかさが


これまで
人と人として向き合うという扉を開けられなかった
私たち栃木サポーターの心の鍵を開けてくれたからだと思います。


☆☆☆
フロントからみたら
いま栃木サポーターは
フロントの扉をドンドンドンドンと叩いているだけに見えるかもしれません。


でもそれは首根っこを捕まえて責めようとしているからではなく


助けるために何が出来るか自分達に話してほしいと
人と人として話したいとノックしているんだというのを分かってほしいと思います。

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