★自由競争の意味★プレミアムモルツシリーズがラミレスで終わったのはある意味皮肉的でした!

  • 隊長53
    2008年11月10日 03:04 visibility474


日本シリーズ。
最後はラミレスで終わったのは、ある意味皮肉的な結果でしたね。


(9回裏2アウト、バッターラミレスという状況で、
西武ナインが、今か今かとベンチを飛び出そうとしていましたが、
散々ラミレスに痛い目に合わされた阪神なら、あの状況で、
あんなこと怖くてできません。)




ジャイアンツがここまできてしまったのには、
他にもいろいろな要因はありますが、
よく言えば、ヤクルトの4番とエースと上手く契約し補強した、
悪く言えば、4番とエースをぶんどってきた結果である
と言えることは確かでしょう。





そういう意味で、
レシュラーシーズンであれだけの好投をしていたのに
最後にボロボロに崩れたグライシンガーと
活躍こそしたが、最後のバッターとなったラミレスの姿は、
(金満的なところが嫌いな)アンチ巨人ファンには、
痛快なことだったのではないでしょうか?






さて、話は大きく変わりますが、
S社のプレミアム・モルツって、やっぱり旨いですね。
そのプレミアム・モルツを球場で飲めるのは、
(札幌ドームは行ったことないので不明ですが)
東京ドーム、西武ドーム、そして大阪ドームの3球場のみ。
何とCS〜日本Sの全球場と同じでした。
今年はプレミアムモルツシリーズだった訳です。







まぁ本題はそういうことではありません。


S社は売り上げは他の大手に比べ残念ながら劣っています。
しかし、彼らの努力で、
『プレミアム・モルツ』という、
ヒット商品を作りだしたのです。
そして、CSや日本Sが行われるような球場では、
他の大手の人気商品と肩を並べ販売数を競いあっているのです。






これが、自由競争の姿でしょう。


ところが、ビールという商品が人に変わると、
こういった自由競争の世界が歪んだ形となっていまいます。


ある日、
『プレミアム・モルツ』が
人間に変身し、
プレミアム・モルツ君になったとします。
そして突然、彼が
「俺、大手のA社に籍を移したい」
と言い出したらどうでしょう?
ビールが「物」であるうちは、そんなことは許されないのですが、
人に変わると突然、
権利だとか、職業選択の自由とかで、
A社がプレミアム・モルツ君を奪うことが許されてしまうのです。
せっかくS社が手塩にかけて育てたプレミアム・モルツ君が・・・
シェア1位のA社に意図も簡単に奪われてしまう。。。













本来、自社のビールを売って、販売数を競うはずが、
他社の商品を奪ってまで販売数を伸ばそうとする会社がでると、
これは本来の競争の趣旨とはかけ離れてしまいます。



それが自由主義だと言ってしまえばそれまでです。
他社の商品が優れていれば、会社ごと奪ってしまう。
それはアリかもしれません。
会社を奪われた経営者は競争をやめるだけのことです。




ただ野球界に置き換えるとそう簡単にいきません。
A社がS社の人気商品を奪い取り、
看板商品を失ったS社は、
競争するだけの商品を持ち合わせていなくても
競争を継続せざるを得ないのです。
『プレミアム・モルツ』を失ったS社は、それでも
この3球場では何かを(普通のモルツ?)を売り続けなければならないのです。







これは、プロ野球という世界が、
相手がいないとリーグ戦としてなりたたない世界だからです。
KOされている相手を無理やり立たせてでも試合を続けないと
なり立たないのです。




他社の商品に手を付けるのは本来イカン。
しかし、プレミアムモルツ君の気持ちも分かる。
プロ野球ファンが、どうもモヤモヤしているのは、
この辺りの理由もあるのではないのでしょうか。




物という商品を扱うのか?
人間という商品扱うのか?
どっちが正しいのでしょうか?



どっちも正しい気がします・・・



ちなみに、3球場ともに
プレミアムモルツさんは存在します(爆)




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