★甲子園最終戦★涙・涙・涙・日常から日常が無くなるとき

  • 隊長53
    2007年09月29日 13:57 visibility106

梅田から阪神電車で甲子園駅へ。
入場門から階段を上がりスタンドへのゲートを潜ると、
甲子園球場の大きい客席と青々とした芝生が目の前に広がる。
まだ人が疎らな頃に入場するのがよい。


席に座って相手チームの練習の様子を見学しながらまったりとした時間を過ごす。
すると、いつものように1塁アルプスの売り子Nさんがやってくる。
そして世間話をしながら究極の1杯目をゴクっと味わう!
ちなみに売り子Nさんは、その店では、ダントツのビール売り上げNo.1の子だ。
別にNo.1でなくてもよいが、売り上げが良い子から買うのが鉄則だ。
当然ビールが冷えているので美味しいからだ。
誰でもいいから買えればよい、というもんでもない。
せっかく人と人が接するのだからその出会い、
一期一会を大切にしたいと思う。
なので、私は、席種(エリア)によってだいたい買う子を決めている。
まぁ向こうからすれば常連さんってヤツ(笑)
常連さんになると大きな声で呼ばなくても向こうから飛んでくるので助かる。


タイガースの練習が始まるとネット越しに選手を追いかける。
選手の調子ややる気、そしてその日のスタメンをだいたい把握する。


そして、試合前は恒例のサインボール投げ入れだ。
ボールを捕れる確率は極めて低い。
しかし、そこはデータ、感、そしてキャッチング技術で極限まで確率を上げる。
その日、ボールを捕れれば、1日中ハッピー。
とれなければ、それはそれで仕方ない。


試合が始まると、気合を入れて応援。
選手応援歌、チャンスワッショイ、投手を励ます声援。
打てない打線なので、5回まで何とか1点差以内に抑えてくれることを祈る。
そうすれば、今シーズンの場合、勝率が格段にUPする。
(逆に2点差以上離されると絶望的・・・)
先発が踏ん張り、最小リードをJFKがきっちり守りきるという試合が、
今のタイガース。もっとも痺れる展開だ。
「エーブリ・リトルシング〜♪」
球児の入場テーマを歌い、あと一人、あと一球コール!


そして、歓喜の勝利の瞬間を迎える。
ヒーローインタビューで盛り上がり、
ダメ元でサインボールを狙い、六甲颪の大合唱。
終わるか終わらないかのうちに、
(定員が限られている)なんば行き直行バスに乗る為にダッシュ!
電車とは違う快適なバスの旅で、祝勝・反省会、
もしくは爆睡モードで勝利の余韻に浸る。


家に着くと、スポーツニュースのはしご。
余力があれば、観戦記、なければ翌日に観戦記を執筆(笑)


それが、私の日常。
でも、そんな日常が今日から突然無くなる。
プロ野球ファンの宿命。
もちろん、半年間だけだが・・・


9/28(金)
タイガースはあと1試合残してはいるが、
私の甲子園最終戦。


【連敗脱出に涙!】
春先の9連敗に続く、大事な終盤戦での8連敗。
もう永遠に勝てないのではないかと思うような暗いトンネル。
でも、勝てた。春と同じく甲子園で連敗脱出!


【林ちゃんの復活に涙!】
前日は捕れたが、この日はサインボールを捕れなかった。
でも、もっとうれしい逆転ホームランありがとう!


【先発が踏ん張りJFKが抑えるという痺れる展開に涙!】
今シーズンのタイガースを象徴する勝ち方!
これぞタイガース!


【日常が突然なくなる涙】
この日もいつもの日常
・甲子園に到着
・Nさん他のビールを堪能
・サインボールに挑む
・声を涸らしての応援
・歓喜の勝利
あたり前過ぎる日常。
しかし、その有り難味は、無くなってから気づく。。。


【もう二度と戻ってこない2007年に涙】
半年後、また同じような日常が戻ってくる。
野球ファンはそれの繰り返し。
しかし、戻ってくるものは今年のそれと同じではない。
選手が入れ替わり、環境が変化する。
今年、1塁アルプスのNさん、
そしてイエローシートのMさん。
二人の売り子さんが卒業する。
(今年春卒業した3アルのMさんを含めると3人)
たかが売り子・・・ではない。
私の中ではタイガースと一緒に戦った仲間である。
さよなら、NさんMさん。
いつも美味しいビールをありがとう!


次は観客席でいつか会いましょうという約束だ。。。

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