フットサルにもワールドカップがあることを知っていますか?

突然ですが、問題です。サッカーで世界一を決める大会は何でしょう?

そう! FIFAワールドカップですね!

4年に一度開催される世界最大のスポーツイベントであり、各国代表が世界一を目指して戦うサッカーの世界選手権です。

では、フットサルも4年に一度、ワールドカップが開催されているのはご存じでしょうか?

フットサルのワールドカップは、その前身となる大会が1989年に初めてオランダで開催されました。当時の名称は「5人制サッカー世界選手権大会」です。その3年後には1992年にイギリス領香港で「第2回5人制サッカー世界選手権大会」が行われています。

続く1996年にスペインで開催された大会からは、名称が「FIFAフットサル世界選手権大会」に変更されます。そしてこの大会以降は、4年に一度の開催となっており、00年にグアテマラ大会、04年にチャイニーズ・タイペイ大会が行われ、08年のブラジル大会からは、現在と同じく「FIFAフットサルワールドカップ」という名称になりました。おさらいすると、下のようになります。

 

 

これまで8回開催されてきたフットサルワールドカップですが、そのうち3回はアジアで開催されています。第3回大会のスペイン、第6回大会のブラジルを除くと、決して強豪国で行われているわけではありません。そこには、FIFAのフットサルという競技を広く世界に広げていきたいという想いが込められています。

日本は予選が行われなかった第1回大会に招待され出場しましたが、3連敗で1次予選にて敗退してしまいます。その後、予選が開催されるようになりましたが、なかなか本大会出場を果たせませんでした。それでも04年にはセルジオ・サッポ監督のもと、初めて予選を突破します。その後、08年のブラジル大会、12年のタイ大会にも連続出場した日本でしたが、16年大会は予選で敗退し、ワールドカップ出場を逃してしまいました。

フットサルは、日本ではまだまだ見る競技としてはマイナーです。そのなかで、ワールドカップに出場すれば、多くのメディアに「フットサル」という言葉が載り、Fリーグに観客を呼ぶ要因にもなっています。前回予選、日本は勝ち上がることができませんでしたが、それも現在の国内のフットサル人気低迷の一つにつながっているのは間違いありません。2019/2020シーズン終了後には、再びワールドカップ予選を兼ねたAFCフットサル選手権が開催されます。日本代表の候補選手たちが、どんなプレーを見せるか注目です。

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