ローマ（2-2）ミラン

グランデトリノ
2009年03月09日 22:32 visibility127

# 書く書くって言ってて、、、すっかり観戦記を忘れておりました・・・！！
# ひとまず、2009年1月11日へロールバック。

中断明けのビッグマッチということもあって、チケ取れるか心配してたのですが・・・さすがはオリンピコ。
余裕ではないですが、目論見通りコロンナ広場のローマストアで当日券をゲット。

でもローマストア、朝10時に行ったら既に行列が。。
ブランドショップみたいに入口の前で入場制限してて、20分くらい並んだかな〜〜。

・・・にしてもチケット高杉。

プレミアシップやムンディアル程じゃないけれど、バックスタンドのコーナー近くで55ユーロ。
10年くらい前はそんだけ払えばメインで見れたんだけどなぁ。
円高ってことを考慮してもジェフシートより高いよ！

そんなこともあってか、メインスタンドはかなりの空席が。。。
さすがに、南ゴール裏〜バックスタンド〜北ゴール裏は満席だったけれど、、なんだか寂しいね。。

イタリアも緩やかなプレミアシップ化なのかな。

ヘイゼルやヒルズボロでの悲劇⇒テイラー・リポート⇒プレミア化（⇒ユーロ96）。
フットボールを取り巻くあのリストラクチャリングが成功なのか失敗なのか、
日本のゴール裏に居場所のある自分にはなんとも言えないけれど、
イタリアからもそのうち、良い意味でも悪い意味でも『古き良き時代』はなくなっちゃうのかもね。
ユーロの招致も絡んでくるだろうし、ゆっくり見守りたい。。。

そんなわけで、カターニャでの警官殺しとか、その逆の警官によるラツィオtifosi射殺。
試合の度に、試合と関係ないところで起こる罵声と暴力は、自分も何回か経験したけれど、、、
やっぱ誰かが死ななきゃ分かんないのかね。。。
しばらく来ないうちに、いろんなことありすぎ。

でも、やっぱ自分は好きだよ。カルチョとそれを取り巻くこの世界が。。

ナポリで試合をゲームを観終わった後、そそくさとローマへ移動。
（結局ナポリは3時間くらいしかおられんかった・・・。ピッツァ食べたかったな！）

テルミニ駅から地下鉄のフラミニオ駅へ。
若かりし頃、オリンピコやユースホステルに向かうため何度か通ったコース。
バーガーキングの前からスタジアム近くの広場へ向かうぎゅうぎゅう詰めのトラムに乗車。
風を切ってフラミニア街道を走るトラム。列車が揺れるたびにワクワク感が溢れてくる！！

広場でトラムを降りて、ティベレ川にかかる大きな橋を渡る。
パニーノの屋台と煙と美味しそうなにおい。
バッタもんのシャルパ屋さんにBORGHETTI を売り歩くオヤヂどもの声。

暗闇に照らされたオリンピコの巨大な白い屋根が見える。
もう、気持ちがはしゃいでる！！

ナポリほどの厳戒態勢じゃないけど、ここローマも以前より厳重な警備。
オリンピコにも回転扉が設置され、チケットのバーコード検査。
さらに、IDカードとチケットの記名のチェックもやらされてやっとこさ入場。
（⇒これは怪しい人物だけ？？抜き打ち検査だったのかも）

スタに入るだけで疲れてしまったけれど、座席までは急傾斜を登山。。。
かなり上のほうだったので、ピッチ全体を眺めるには良い場所ね。

程なく、選手紹介。
ミランには新加入のデイビット・ベッカムがいきなり初スタメン。
もちろん物凄いブーイングを浴びせてやりました。

ローマの選手紹介も終わると、お馴染みのRomaRoma♪の大合唱。
あぁぁぁ、、、これ歌いたくてここへ来ちゃうんだよね。

ニセモノでもいいわ。カルチョは自分にとってドラッグみたいなもの。
この瞬間がめっちゃ誇らしげで幸せな気分になれるんよ。

歌が終わるとほぼ同時にキックオフ。
試合内容はTVでも放映されたのだろうし、今回は割愛。

ヴチニッチとパトが共に2点ずつを取り合う、セリエAらしくない好ゲームでした☆★☆

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

でも、やっぱりローマが勝てなくて悔しい。。。
勝ってたらGrazieRomaも歌えたのに・・・！！

でも、こういうのが長い間、変わらず続いていくのって本当に羨ましい。
ここにそれがあること。いままでここにあったこと。これからもずっとあてくれること。

みんなめっちゃんこローマが、この街が好きなんだなあって。
それを再び確認できたのが今回のたびの収穫ですな。

（実際は決してそんなことはないのだろうけれど、）
なんとなく、、、ここにはまたいつでも戻ってこられる気がする。。。
不甲斐ない日常に疲れたら、また歌を思い出しに。