☆都道府県名と違う県庁所在地をわかりやすく解説すると~滋賀県勢「夏の初勝利」を飾った比叡山高校~

※この日記は新春特別企画として、2012年1月1日00:00:00ジャストに、PCと携帯を使用して違う日記を2冊同時にアップできるかどうか検証するため、誰かさんみたいに(具体的には2冊)1週間以上前に下書きしておいた中の1冊ですが、諸事情により本日アップいたします。



第1回夏の大会予選に参加した学校は全国で73校である事は既に幾度となく記述しています。
秋田中、横手中、秋田農
早稲田実、荏原中、日本中、早稲田中、慶応普通部、麻布中、立教中、成城中
山田中(三重四中)、愛知四中(豊橋中)、富田中、斐太中、岐阜中、愛知一中
京都二中、同志社中、京都一商、京都五中、京都師範、京都美工、京都一中、立命館中、八幡商、滋賀師範、坂本中
和歌山中、市岡中、明星商、市大阪工、大阪商、八尾中、高野山中、耐久中
神戸二中、関西学院中、神戸一中、御影師範、伊丹中、姫路師範、神戸商
広島中、広島商、修道中、福山中、明道中、関西中
鳥取中、鳥取師範、米子中、倉吉中、杵築中、松江中
高松中、香川商、大川中、丸亀中、三豊中、徳島商、徳島師範、撫養中、徳島工、徳島中
久留米商、豊国中、八女中、嘉穂中、中学修猷館、東山学院、福岡師範、伝習館中












地方予選は以下の結果であったと思われます。


<東北地区予選・秋田県大曲町>
秋田中 18‐5 横手中
秋田中 13‐0 秋田農
※優勝 秋田中



<東京地区予選・春の大会・早大戸塚グランド>
早稲田実 5‐4 慶応普通部
早稲田中 5‐0 麻布中
日本中 4‐2 立教中
荏原中 11‐6 成城中
荏原中 5‐4 早稲田中
早稲田実 13‐2 日本中
早稲田実 8‐5 荏原中
※優勝 早稲田実








<東海地区予選・富田中グランド>
山田中 4‐1 岐阜中
愛知四中 7‐6 愛知一中
富田中 12‐2 斐太中
愛知一中 9‐8 岐阜中
愛知四中 29‐0 斐太中
山田中 15‐3 富田中
山田中 5‐4 愛知四中
※優勝 山田中








<京津地区予選・京都三高グランド>
京都一商 12‐2 京都美工
京都五中 22‐13 坂本中
京都二中 日没再試合を棄権 京都一中
同志社普通 11‐0 立命館中
京都師範 23‐11 八幡商
京都五中 11‐2 滋賀師範
京都二中 8‐1 京都一商
同志社普通 10‐7 京都師範
同志社普通 11‐0 京都五中
京都二中 5‐0 同志社普通
※優勝 京都二中











<関西地区予選・豊中グランド>
大阪市工 12‐5 八尾中
市岡中 4‐2 耐久中
明星商 10‐0 高野山中
和歌山中 16‐0 大阪商
和歌山中 16‐1 明星商
市岡中 棄権 大阪市工
和歌山中 2‐1 市岡中
※優勝 和歌山中








<兵庫県大会・関西学院グランド>
関西学院 29‐8 神戸商
御影師範 11‐3 姫路師範
神戸一中 14‐6 伊丹中
神戸二中 6‐0 御影師範
関西学院 3‐2 神戸一中
神戸二中 3‐2 関西学院
※優勝 神戸二中







<山陽地区予選・広島高等師範グランド>
福山中 9‐2 明道中
広島商 10‐2 関西中
広島中 10‐1 修道中
広島商 5‐2 福山中
広島中 3‐1 広島商
※優勝 広島中






<山陰地区代表決定戦・豊中グランド>
鳥取中 5‐2 杵築中
※優勝 鳥取中


過去に応援団のトラブルがあり事前に各県で代表を決める県予選を開催
鳥取予選・米子中グランド
鳥取師範 22‐4 倉吉中
鳥取中 12‐5 米子中
鳥取中 負傷棄権 鳥取師範




島根予選・杵築中グランド
杵築中 9‐3 松江中


<四国地区予選・高松商グランド>
高松中 12‐1 徳島商
丸亀中 5‐3 徳島師範
大川中 10‐6 三豊中
香川商 12‐1 撫養中
高松中 6‐2 大川中
香川商 8‐2 丸亀中
高松中 試合途中棄権 香川商
※優勝 高松中








徳島予選・徳島中グランド
撫養中 13‐9 徳島中
徳島師範 不詳 徳島商
徳島商 7‐7 徳島中
徳島師範 38‐9 撫養中
※徳島師範、撫養中、徳島商業が四国大会進出





<九州地区予選・福岡商業グランド>
修猷館中 8‐5 八女中
東山学院 11‐2 嘉穂中
久留米商 2‐1 伝習館中
豊国中 8-2 福岡師範
久留米商 12‐2 東山学院
豊国中 4‐3 修猷館中
久留米商 棄権 豊国中
※優勝 久留米商









この73校の中で一番気になったのが、九州大会に福岡県以外で唯一参加した長崎県の東山学院である。
東山学院は、1887年(明治20年)に9月に長崎市東山手町にスチイル紀念学校(校長・オルトマンス)として開設され、1891年(明治24年)に東山学院と改称された。しかし、昭和初期に経営不振に陥り1932年(昭和7年)5月に廃校となり、明治学院と合併した。
他に完全に廃校となっているのは、師範学校を除いては広島の明道中(1923年)であると思われます。



もう一校気になったのが、滋賀の坂本中である。
中等野球に詳しい方々からすれば、坂本中を知らないとはモグリだなと言われそうですが・・・。


 



写真提供は仲本博士(※無断転用です)



旧制・坂本中とは、滋賀県の南西端に位置し、人口約33万人を有する同県の県庁所在地で、天智天皇が近江大津宮に遷都して以来の歴史を持つ古都で、世界文化遺産の延暦寺や園城寺(三井寺)、日吉大社などの寺社仏閣をはじめ多くの史跡が所在し、市域は、琵琶湖の主要な港湾である大津港を擁し東海道の宿場でもあった大津を中心に、膳所藩の城下町だった膳所、比叡山の門前町や港湾として栄えた坂本、湖上交通の拠点だった堅田などからなる大津市にある、高校野球の名門・比叡山高校である。
てか、滋賀県の県庁所在地が大津市である事を知っていた関西地区以外の方は何人いるのでしょうか?
てか、都道府県の中で、都道府県名と違う県庁所在地はいくつあるかご存知ですか?



比叡山高校は、1873年(明治6年)に比叡山頂に設けられた天台宗総黌を母体とする、滋賀県屈指の歴史と伝統を持つ学校です。坂本中となったのは、坂本という地名だからでしょうか?


野球部は1912年(明治45年)、彦根東高校、膳所高校、八幡商業に次いで創部され、こちらも滋賀県内では伝統を誇り、甲子園には春5回、夏7回出場、通算成績は6勝12敗、最高成績は夏の大会で2度のベスト8進出です。
その比叡山高校も、1999年(平成11年)第81回夏の選手権大会で優勝した桐生一高に初戦で敗退した試合を最後に甲子園から遠ざかっています。


比叡山高校といえば、1979年(昭和54年)第61回夏の大会で、釧路工(北北海道)に12‐4で勝利し、これが同校としては甲子園初勝利であり、また、滋賀県勢としても夏の初勝利となった。
この勝利は、都道府県の中では最も遅い「夏の初勝利」であった。
さらに、この年の比叡山高校はベスト8に進出し、同校並びに滋賀県勢としても初めての夏ベスト8の栄冠となったのである。


 


 


以上です。



























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