ごんたくれ

”ごんたくれ”  西條奈加著  光文社
筆者の作品は久々。
互いに認め合いながら反発しており、
 一方は円山派に属し、一方は孤高を目指す、
  彦太郎=吉村胡雪、豊蔵=深山箏白の2人が主人公。 
彼等が求めたモノは技量でも、財・名声でもなかったのか?
 共に妻子を失い、彦太郎は視力を失い、殺害されてしまう。
  豊蔵は自分の名を偽物にただでくれてやり
   得たものは、本物の自由だった。
職人の気持ちが強かった丸山応挙や
 四条派を築いた呉春等
  京の錚々たる画家達が出てきて
   とても興味深く読めた。

 

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