清武対ナベツネ:裁判の勝負の先にあるもの。

明白な事実は下記の通りだと思います。

清武さん側
 ・10月20日にコーチ人事について,ナベツネさんの了解を得たのに11月4日にナベツネさんから「俺は何にも報告聞いていない。」と記者の前で言われた。

ナベツネさん側
 ・清武さんは,会社の秘密事項である人事を記者会見で暴露した。

 上記2点を比較して,会社から見て,どちらにより問題があるかと言えば清武さんによる秘密漏洩でしょう。前者は,企業運営上問題があるとは言えますが,率直に言って「よくあること」であり,会社に損害を与えたか(将来与えるか)どうかは不明です。他方,後者については,明らかに会社に損害を与えます。私は,裁判には素人ですが,これで争えば,清武さんに分が悪いと思います。(きちんとした論評は,DIMEさんの日記をご覧ください。)

・そんなことは清武さんも分かっている筈で,清武さんのねらいは裁判の勝負ではなく,ナベツネさんのイメージ失墜と,それによる彼の影響力の縮小です。自身の解雇が決まった後の記者会見で,ナベツネさんの出廷を求めていることにもそれが伺えます。
 
・ナベツネさんの雇う10人の最強弁護団の仕事の多くは,いかに,ナベツネさんの出廷を阻止するか,また出廷してもナベツネさんがよけいな発言をしないかという2点に注がれると個人的には思います。

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