2008-2010年の巨人のドラフトを、各年の出場試合数で評価する.

10月20日の日記の評価基準にしたがって全球団のドラフトチェックをやるのは大変ですが,チームを巨人に限るなら何とかなりそうなのでやってみます.2011年~2012年の評価はすでにやりましたから,それ以前の3年分ということで2008-2010年をやります.

繰り返しになりますが,区分及び点数の付け方は以下の通りです.なお,トレード等で他球団にいった選手も評価に加えています.

投手
主力:リリーフで40試合以上、先発で20試合以上登板
準主力:リリーフで20-39試合、先発で10-19試合登板
控え:リリーフで10-19試合、先発で5-9試合登板
(リリーフと先発の両方をやっている投手は、先発の試合数を2倍にしてリリーフ換算して判断)

捕手・野手
主力:120試合以上出場
準主力:60-119試合出場
控え:20-59試合出場

点数
主力:4点、準主力:2点、控え:1点で計算して合算。
評価は点数が6-10点なら○.3-5点なら△.2点以下ならX

2008年巨人ドラフト
1:大田泰示(高卒野手),2:宮本武文(高卒左投),3:齋藤圭祐(高卒右投),4:橋本 到(高卒野手),5:笠原将生(高卒右投),6:仲澤広基(大卒野手).
育1:杉山晃紀(高卒右投),育2:尾藤竜一(大学中退左投),育3:山本和作(大卒野手),育4:福元淳史(社卒野手).

2009年:主・準・控すべてなし.0点 評価:X
2010年:主・準・控すべてなし.0点 評価:X
2011年:控:橋本.1点 評価:X
2012年:控:大田,1点 評価:X
2013年:準:笠原,山本(オリックス),控:橋本・大田.6点 評価:○

*5年目にして,笠原が準主力になった.山本はオリックスで準主力に,橋本・大田も1軍控えとなった.2008年は,高卒中心かつ野手中心だったのでこれからが勝負であり楽しみでもある.

2009年巨人ドラフト
1:長野久義(社会野手),2:鬼屋敷 (高卒捕手),3:土本恭平(社卒右投),4:市川友也(社卒捕手),5:小野淳平(大卒右投).
育1:星野真澄(独立左投),育2:河野元貴(高卒捕手),育3:陽川尚将(入団せず),育4:大立恭平(大卒左投),育5:神田直輝(大卒右投).


2010年:主:長野,準:星野.6点 評価:○
2011年:主:長野,準:小野.6点 評価:○
2012年:主:長野,控:小野.5点 評価:△
2013年:主:長野,控:小野(広島).5点 評価:△

*2009年は野手・捕手中心のドラフト.長野が1年目から主力に定着した.1年目は星野が,2年目以降は小野が頑張っている.鬼屋敷・市川・河野と3人取った捕手のうち,最も低評価(育成)だった河野が4年目にして11試合に出場し,プロ初安打・初打点・初本塁打を記録した.20試合に達していないので上記に名前は出ていないが来年以降が楽しみだ.→だから,大卒や社会人卒の捕手はいらん!

2010年巨人ドラフト
1:澤村拓一(大卒右投),2:宮國椋丞(高卒右投),3:田中太一(高卒右投),4:小山雄輝(大卒右投).
育1:和田凌太(高卒野手),育2:岸 敬祐(独立左投),育3:福泉敬大(独立右投),育4:荻野貴幸(大卒野手),育5:財前貴男(社卒野手),育6:成瀬功亮(高卒右投),育7:川口寛人(社卒野手),育8:丸毛謙一(大卒野手).

2011年:主:澤村.4点 評価:△
2012年:主:澤村,準:宮國,控:小山.点7 評価:○
2013年:主:澤村,準:宮國,控:小山.点7 評価:○

*2010年は投手中心のドラフト.澤村が主力に定着し,宮國・小山も順調に戦力になっている.

全体として
・2008年は今後の期待値込みということにすると,2008-2010年の巨人のドラフトは概ね良い評価を与えられるように思う.
・2008年優勝→野手中心ドラフト,2009年優勝→捕手・野手中心ドラフト,2010年3位→投手中心のドラフトとなっている.
 2011年も3位→投手中心ドラフト,2012年優勝→菅野を除くと野手中心のドラフトなので優勝を逃すと(すぐに結果の出る)投手中心のドラフトに,優勝すると(時間のかかる)捕手・野手中心のドラフトになるという傾向が読み取れる.
 となると,2013年は優勝したので,捕手・野手中心のドラフトになる筈なのだが・・・

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