2019年巨人戦力評価(投手編、2018年12月29日版)

 クック投手(名前の「ライアン」で登録するかも)の獲得が決まり(丸の広島への人的補償が決 まっていないものの)巨人の2018年オフの補強も概ね終了したようなので,巨人の戦力評価をこの時点で行な っておきたいと思います。まずは投手編です.やり方は、2012年11月5日の日記

 

https://labola.jp/blog/user/71073/21390435

 

と同じですが,見辛いので表記の仕方を変えます.
 「レギュラー」は,1軍枠(12人前後)に現時点で入ってくるであろう選手です.「対抗」はレギュラーが 出られないときに,すぐに2軍から上げられるであろう選手の候補.「控え」は対抗選手に準じる選手,育成は育成選手です.また,カッコ内の数字は2019年末の時点での年齢(推定含む)です.*のついた選手は新規加入選手です。

投手45名:支配下32名,育成13名

 

先発(右)
レギュラー:山口俊(32),菅野(30)
対抗 :岩隈*(38),大竹(36),野上(32),ヤングマン(30),畠(25)
控え :高田(21)
先発(左)
レギュラー:今村(25),メルセデス(25)
対抗 :田口(24),髙橋優*(22)
控え :大江(20)


リリーフ(右)
レギュラー:マシソン(35),澤村(31)
対抗 :上原(44),クック*(32),田原(30),宮國(27),桜井(26),谷岡(23),鍬原(23)
控え :アダメス(25),直江*(19),戸郷*(19)
育成 :坂本工(25),髙井(24),山川(24),ラモス*(23),山下亜*(23),與那原(21),
堀岡(21),山上(20),田中優(20),平井*(19),沼田*(19)

リリーフ(左)
レギュラー:池田(27),中川皓(25)
対抗 :吉川光(31),高木京(30),戸根(27)
控え :森福(33),横川*(19)
育成 :巽(22),橋本篤(21)

前提
・先発については,原監督の「先発ローテデスマッチ」

 

https://www.hochi.co.jp/giants/20181226-OHT1T50019.html

 

の話がありますが,これはマスコミ向けの原監督のリップサービスだと思うので(こうい うネタ提供をして,スポーツマスコミを味方につけるのが原監督はうまい),参考にはしますが鵜呑みにはしていません.例えば,「菅野VS野上」なんてのがありますが,菅野が不調で,野上が好調でも,野上を上げる ことはあっても代わりに菅野を下げるという選択があるとは思えません.
・新人や育成の投手については,ドラ1の高橋優を除いて,皆,リリーフ枠に回しています.
・1軍外国人枠は4名で,少なくとも開幕当初は,野手でゲレーロとビヤヌエバを外すことは考えにくいので外 国人投手枠は2名と考えてます.

コメント
・野手にも言えることですが,全体として,「それなりに使える選手」の「数」は十分です.これは,高橋監 督時代も補強を続けてきたことに加えて,今オフもかなりの補強をしたからです.高橋元監督は,選手を固定 して使う傾向があったので,多数の選手をうまく使いこなせませんでしたが,入れ替わり立ち替わり選手をコ マのように使いたい原監督にとってはやりやすい環境だと思います.
・新投手コーチの水野や宮本の手腕は未知数ですが,どちらも,2軍の選手を長年見てきていますし,畠や山口俊の先発再転向,吉川のリリーフ転向といった事は,後述するように理にかなった配置転換だと思うので期待したいで す.率直に言って,2018年のシーズンの投手マネージメントは褒められたものではありませんでしたから.
・先発は,質・量ともに十分だと思います.問題はリリーフで,勝ちパターンの投手(3名)を固定出来なかったことが,僅差ゲームに弱く逆転負けの多い2018年のチームにつながりました.リリーフを整備出来るかどうかが,新たな投手コーチ陣の腕の見せ所だと思います.

・右先発投手は数は十分です.過去の実績重視だと,30才以上の投手ばかりになるので,畠とか高田とかをう まく使って欲しい所です.山口俊が,リリーフから先発に戻りましたが,馬力があってイニングをこなせる一 方,メンタルが弱い事も考慮すれば先発に戻して正解だと思います.畠を先発に戻したのは,30才以上ばかり の先発投手のメンツを考慮してのことだと思います.
・左先発投手は数は少ないですが,若くて伸び盛りの選手がいて楽しみです.2018年は不調だった田口が巻き 返し,そこに,高橋優や大江が割り込んでくると「左腕王国」が作れるかもしれません.
・右リリーフ投手は,実績も数も過剰なくらいです.ただし,実績のある投手(マシソン・澤村・上原等)は いずれも故障上がりで年齢も上です.なお,外国人枠から考えて,マシソン・クックの両方を1軍に入れるのは難しい気がします.
・山口鉄が衰えて以降,ここ数年はすっかり弱点となってしまった左リリーフが一番の課題です.一応,池田 ・中川をレギュラーに入れていますが,2018年の防御率は2人とも4点以上です.先発で6勝をあげた吉川をリ リーフに回したのも,左リリーフを何とかしたいからでしょう.

 

参考

2018年版はありません.
2017年版はこちら
 https://labola.jp/blog/user/71073/4621405000
2016年版はこちら
https://labola.jp/blog/user/71073/2403545010
2015年版はこちら
https://labola.jp/blog/user/71073/1234585009
2014年版はこちら
https://labola.jp/blog/user/71073/100505009
2013年版はこちら
https://labola.jp/blog/user/71073/21390435

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