
打ち出の小槌を持った強打者(末次 秀樹)
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篠山鳳明
2025年09月06日 05:12 visibility102
その男は九州の福岡県柳川商業にいた。
第58回の全国高校野球選手権大会に福岡県代表で出場。
超高校級の好投手久保とバッテリーを組んで、満を持して甲子園に登場した。
チーム力のバランスから優勝候補の一角に挙げられていた。
噂に違わず初戦の三重高校戦は中安、中安、右安、右2と4打数4安打と打ちまくり4-0で快勝。
次戦のPL学園戦でもPL学園の好投手中村誠治から中安、左安、右安、中安とこれまた4打数4安打と中村誠治までも攻略した。
しかし後続が続かず、0-1の惜敗。
末次は8打数8安打の打率10割で甲子園を去って行った。
4-4とか?03-3とかで甲子園を去った打者は星の数ほどいるが、8-8の打率10割で去る打者は彼くらいではないかと思う。
末次のバットは振れば振るだけヒットが打てると言うことで
『打ち出の小槌』と言われていた。
☆甲子園の記録の90年(ベースボールマガジン社)平成20年9月1日発行より写真引用。
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