松のみどりも　神さびて　（大社高校）

倉敷市営球場での試合がまだ終了していないのに何故移動したのか？これには事情がありました。

今回の中国地区大会は２箇所で開催されており、もう一会場でも観戦したかったのです。

と言うかそもそも今回の遠征はこちらの試合観戦がメインでした。

訪れたのは倉敷マスカットスタジアム。NPBの試合も時々開催されるので多くの方がご存じの岡山県No.1球場です。

しかしながら倉敷には立派な硬式野球場が２箇所もあるわけですね。うらやましい。

こちらでの第二試合は「倉敷商業ー大社戦」。

手前１塁側：　倉敷商業

奥　３塁側：　大社高校

島根県立大社高校。明治３１年創立という山陰有数の伝統校。野球部の創部は明治３４年という歴史を誇ります。甲子園には春夏合わせて１０回出場の古豪。

アイボリー無地ユニに濃紺基調のシンプルデザイン。

帽子には「T」、胸には「TAISHA」とマークが入っています。

ちなみにタイトルですがこれは同校校歌の一部です。歌詞も曲もすごく好きなのでタイトルに使用しました。

こちらは倉敷商業。もはや説明する必要もない有名校です。

地元開催の秋季大会ですが、出場４校中３校は既に敗退。岡山県のメンツに懸けても負けられない一戦です。

アイボリーユニに濃紺基調。胸には「KURASHO」。帽子のマークは「K」だけに見えますが、形をわざと崩して「KC」の組み合わせにしてあるように感じます。（未確認ですが。）

着いた時には既に試合が始まっていました。序盤から倉商が攻め込み、ピンチが続く大社。

「コールドを食らうかも」と心配になりました。

しかし大社は中盤から反撃。１－５の劣勢から追い上げ、終盤ついに５－５に追いつきます。これには３塁側スタンドから大きな声援と拍手が飛んでいました。

しかし倉商が再び突き放し、７－５で勝利。準決勝に進みました。

これでベスト４が出揃いました。

顔ぶれは倉敷商業・広島新庄・岩国・高川学園、となりました。山陰地方は全滅です。

最近は３校選ばれる中国地区。倉商と新庄は地域性もあり、ほぼ当確でしょうか？

残る１席は岩国と高川の山口県勢の争いになるでしょう。準決勝で負けた方が脱落します。

仮に岩国・高川両校敗退の場合は試合内容も重要となります。ワンサイドで負けないことも大切ですね。逆に両校とも勝った場合は倉商と新庄の争いになるでしょう。

準決勝のカードは下記の通り。

第一試合　高川ー広島新庄

第二試合　岩国ー倉敷商業

１１月２日（土）１０：００より開始。試合会場はマスカットスタジアムです。

なお、決勝戦は３日（日）１０：００開始予定。会場は同じくマスカットです。

一方ここ数年で何度も中国地区大会まではやって来る大社。しかし毎回あと少しというところで敗れています。今回もベスト８止まり。今後倉商が優勝し、なおかつ準決勝で２試合とも大差のコールドということでもあれば逆転選出の望みもあるにはありますが・・・・・実質難しい位置です。

ところで大社のユニフォームですが、胸のマークの字体が変わったような・・・・。

これは早稲田調の字体です。

しかしスタンドにいる控え部員のマークは飾り無しのストレートな字体。（ゴシック体？）

多少記憶が曖昧ですが、以前甲子園に出た時はこの控え部員着用の字体だったような気がしています。

でも何しろ前回の甲子園出場からかなりの年数が経過しているので自信はありません。

山陰屈指の名門・大社高校。

甲子園に復活する日を多くのファンが待っています。私もその一人。

いつの日か必ず戻ってきてください。応援しています。

光照らせり　この舎（いえ）に