認知度が低いけど立派 (倉敷市営球場)
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Mr.black
2013年11月01日 10:02 visibility4673
岡山県民以外の人にとっては「倉敷の野球場=マスカットスタジアム」となるでしょう。
しかしマスカットスタジアムが建設されるずっと以前から倉敷には硬式野球が開催出来る立派な球場がありました。
それが今回紹介する「倉敷市営球場」です。(正式には「倉敷運動公園野球場」)
1949年(昭和24年)完成という古い歴史があります。
外観はかなり立派。最上部と正面口の2箇所に「倉敷市営球場」と名称が入っています。
表示が2箇所もあるのはマスカットスタジアムに押されて球場名が広く認知されていないからかもしれません。
内野クレー、外野天然芝。両翼93m、センター121m。
昔はもう少しグランドが狭かったようですが、可能な限り拡張されました。レフト後方はすぐそばに道路があり、そのため高い防球ネットが設置されています。
照明は6基。照度は結構ありそうです。ずっと以前にはプロ野球開催があったようです。
スタンドもかなりの規模。収容は約1万人。
バックネット裏は背もたれ付きの個別席。それ以外の内野は長イス。外野は芝生席。
ただし既述のようにグランド拡張の影響で外野スタンドは奥行きがあまりありません。余程のことがない限り開放されないと思われます。
バックネット裏には比較的大きな屋根があります。
ネットはこの屋根からワイヤー吊りなので支柱が無く、視界良好。
内野フェンスは少し高めですが、中段辺りから視界良好です。
バックネット前には「KURASHIKI」と表示されています。
なお、マスカットスタジアムの方は「MUSCAT STADIUM」と表示。
ブルペンはグランドではなく、スタンド下の空きスペースに作ってあります。
(写真で車が駐車してある辺りのネット部分)
スコアボードは磁気反転式。表示はグリーンでご覧のようにやや見づらいです。
カウントはBSO。時計が真ん中にあるのは珍しいですね。
スタンド下の通路は広い所と狭い所があり。観客が多ければ滞留するかもしれません。
なお場内に飲料の自販機は見当たりませんでした。なので場外に一旦出て購入。これは不便。夏の大会はどうかわかりませんが、秋季大会では売店が出なかったので飲食物は持参した方がベターです。
ところでこれはレフト場外にあるバス停。停留所名が「四十瀬球場前」となっています。ちなみにここの地名が「四十瀬(しじゅうせ)」です。
この名称は以前の呼び名だったのかそれとも地元の方々が呼ぶ通称なのかは不明。通称の可能性の方が高そうですがね。
例えば千葉県営球場のことを「天台球場」と呼ぶように。
バス以外のアクセスは水島臨海鉄道というローカル線があります。
JR倉敷駅から乗り換えで1駅。4~5分で着きます。
以前クイズに使った駅表示。「球場前」というマンマな名前。
なお駅のすぐ後方にあるのは草野球場です。硬式野球場は線路沿いに歩いて5分程度。
1~2両編成のローカル線。風情があるのでこのように撮り鉄さんがいました。
この水島臨海鉄道は倉敷市内から「三菱自動車工場」まで行く路線です。おそらくは工場で働く方々の為にある鉄道なのでしょうね。
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