東京五輪の副産物(福島県営あづま球場)

  • Mr.black
    2025年06月20日 12:36 visibility468

今期は目の調子悪化などもあって観戦記は都度公開せず、シーズン終了後のまとめブログだけにするつもりでした。

ただ、ラボの野球ブログがかなり過疎化していて気になったので、休養中に訪問&観戦した球場のレポートを目の調子の良い時だけでも不規則にアップしたいと思います。

私の拙いレポートでも読んだ方の何か参考になれば、と。

 

(※)その半面、読む方はもう少し休ませていただきます。申し訳ありません。

 

 

時系列順に書きますと、春先の浜北球場の後に行ったのは福島県の「県営あづま球場」でした。正式名は「あづま総合運動公園野球場」。

同県にはメイン級のスタジアムが3つあり、その内の1つになります。

 

 

 

ここは直近の東京オリンピックで野球とソフトボールの会場になったので、ご存じの方は多いでしょうね。球場手前にはその記念碑が建てられています。更に正面口の中にも展示がありました。

「東京」のオリンピックながら競技の一部が遠く離れた福島で開催された珍しいケースです。

 

 

グランドは全面人工芝。

両翼100m、センター122m。(ただしフェンスに距離表示はなく、公式HPで調べた距離です。)

照明は6基。大きな物でした。

 

 

スコアボードはかなりの横長。表示はLED式。投球のスピード表示あり。

文字・数字は小さめでしたが、白表示だったので比較的見やすかったです。

(薄暗かったせいで写真のピントが少々ボケてしまいましたが・・・)

 

 

座席は内野が全て背もたれ付きの個別席。

バックネット裏には大きめの屋根があり、この日は時々雨が降ったので助かりました。

 

 

目を引いたのは各出入り口の階段横に車いす用のリフトが設置されていたこと。これは他では見た記憶がありません。オリンピックで国際社会にアピールする為にバリアフリーを強化したのだと思われます。

 

 

外野は芝生席で、レフトとライトの定位置後方の辺りは座りやすいように段々にしてあります。

全体の収容数は公称で3万人。

 

設備は立派だったのですが、最大の欠点はアクセスの悪さ。

福島駅(JR・阿武隈急行・福島交通の3社が乗り入れ)からかなり離れており、タクシーだと大きな出費になると思われます。

なので路線バス(福島交通)を利用したのですが、球場へ行く便はほんの少ししかなく、それに合わせるのに苦労しました。

 

バスは福島駅東口の7番乗り場から「四季の里(佐原経由)行き」に乗車し、「あづま総合体育館」で下車。乗車時間は30~40分と長く、更に停留所から球場までは徒歩5~8分くらい。バスの待ち時間も入れると1時間くらいみておかないといけません。

そしてバス賃でさえ片道640円もかかるので、なかなか大変な場所です。なお、福島交通のバスは同社以外の交通系ICカードには非対応なので、基本現金払いとなります。(データは全て訪問時)

 

この球場は高校野球のメイン会場になり、普段のバス便数では少な過ぎるので、おそらく夏の大会では臨時バスが出されるのではないか?と思いますが、何しろ遠く離れた余所者なのでこの点は分かりません。

もし初めて行かれる方は事前に十分ご確認ください。既述のようにタクシーだとかなり高額の出費になりますので。(基本マイカーでないと厳しい立地です。)

 

 

ここで観戦したのは社会人野球の「福島市長杯」。大会は今年で28回目。入場は無料でした。

 

東北・北関東・新潟から12のクラブチームが参加したトーナメントで、優勝は上の写真で黒ユニ着用のエフコムBC(※)でした。エフコムはこれで2連覇だそうです。

 

(※)旧・富士通アイソテックBC。福島県伊達市が拠点。

 

 

最後に。

記述の通り福島県内にはメイン級の野球場が3箇所あります。

内訳は「いわきグリーンスタジアム・県営あづま球場・郡山開成山球場」。

(会津若松の「あいづ球場」も立派な野球場ですが、上記3箇所よりは若干劣ります)

 

今回の遠征は1泊2日で、1日目にあづま、2日目に開成山で観戦しました。

開成山球場のレポートは次回で。

 

 

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